和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月19日(木)

大学生バイヤーが企画 阪神百貨店で和歌山グルメ

田辺エンプラスで職員(右)から紀南の物語性のある商品について説明を受ける和歌山大学の学生=和歌山県田辺市湊で
田辺エンプラスで職員(右)から紀南の物語性のある商品について説明を受ける和歌山大学の学生=和歌山県田辺市湊で
 和歌山大学の学生が選んだ「和歌山のおいしいもの」を販売するイベント「胸キュン!きのくに」が21~29日、阪神百貨店梅田本店(大阪市)である。紀南のスイーツなども含め計120種をPRする。

 和大卒業生の阪神百貨店バイヤーから、和歌山グルメの企画を大学生と一緒にできないか提案があった。会場は梅田本店のリニューアルで誕生した1階のイベントスペース「食祭テラス」。通常は食のプロが週替わりで、食の魅力を伝えている。

 和大生のセレクトショップで販売するのは、神島高校(田辺市)商品開発プロジェクト神島屋の「梅あられ」、福菱(白浜町)の「かげろう」、じゃばらいず北山(北山村)の「じゃばらドリンク」など約70種。学生が「他府県に紹介したい」を基準にアイデアを出し合い、現地を訪れ出店交渉したり、販売方法を取材したりした。

 観光学部3年の和田陽花さん(21)は「沖縄県出身で帰省のお供は『かげろう』が定番。和歌山を代表する土産で、ふわふわした口溶けの軽さが一推し。和歌山は梅やミカンが有名だが、ジャバラやサンショウなど隠れた名物もアピールしたい」と意気込んでいる。

 期間中は和大生の店以外に、阪神百貨店バイヤーが選んだ店も出店する。紀南からは南紀みらい(田辺市)も出店する。