和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月23日(月)

福授かり良い年に 各地の神社で十日えびす

福笹を買い求める参拝者(9日、和歌山県田辺市東陽で)
福笹を買い求める参拝者(9日、和歌山県田辺市東陽で)
 商売繁盛や家内安全、無病息災を願う「十日えびす」は9日、宵えびすを迎えた。今年一年の福を授かろうと、各地の神社で参拝者が福笹を買い求めた。10日は「本えびす」、11日は「残り福」と続く。

 和歌山県田辺市東陽の闘雞神社では、朝から神事をした後、福笹の販売を始めた。福笹を買った参拝者に、福娘が「良い一年になられますように」と鈴を鳴らして福を分けた。

 福笹を買った田辺市文里2丁目の田畑淳子さん(65)は「今年92歳になる母とともに今年一年を健康に過ごしたい」と願った。

 福笹は敬神婦人会や月次会の会員たちが作り、2千ほど用意。価格は2千~5万円。人気は3千~5千円。最近は笹が付いていないタイプも好まれているという。