2年越しで「成人式」開催 コロナ禍中止で署名受け
和歌山県串本町は3日、コロナ禍のために中止になっていた2021年の成人式も、同町串本の町文化センターで開いた。開催を求める約2千人の署名を受けたもので、57(男39、女18)人が参加。2年越しで新成人としての門出を祝い合った。
同町では例年1月3日に成人式を開いているが、00年4月2日~01年4月1日に生まれた147(男87、女60)人を対象とした21年の成人式についてはコロナ禍の影響で急きょ延期し、同年5月に開くと発表したものの、感染者が急増していたことなどから中止。その後、対象となった新成人や保護者ら計2052人分の署名を添え、開催を求める嘆願書が町に提出され、今年の「二十歳の集い」と同じ日に開くことになった。
式典では田嶋勝正町長が「コロナの関係で2年延びたが、改めて成人式を開催することができ、皆さんに直接お祝いを申し上げることができてうれしい。おめでとうございます」とあいさつ。「若さは最大の武器。少々失敗しようが、全部クリアできるパワーが皆さんには備わっている。いろいろなものに興味を持ち、チャレンジを」などとエールを送った。
来賓として出席した町議会の鈴木幸夫議長や東牟婁郡選出の佐藤武治県議も祝辞を述べた他、岸本周平知事からのメッセージも紹介された。
「21年の新成人」を代表し、大阪府にある大阪産業大学4年の高田紅恋さん(22)が、田嶋町長に向かって「成人の誓い」。「新型コロナウイルス感染症の影響で開催できないかと思われたが、本日こうして多くの仲間とともに人生の門出を祝うことができてうれしい。22歳となり、進路が決まった仲間も多いと思う。どこで生きていっても、大切なこの町で生まれ育った誇りと経験を胸に若者らしく生きていきたい」などと述べた。
式典後は隣接の町立体育館で記念撮影。司会を務めた大阪市で保育士をしている荒木麻那さん(22)は「同級生に会えることを楽しみにしていたので、今日はうれしい」と笑顔。奈良市にある帝塚山大学4年の岡村龍之介さん(22)も「成人式を開催できて良かった。式をしたことで、しっかりと自分たちも大人の仲間入りをしたという気持ちが芽生えた」と話していた。
同町では例年1月3日に成人式を開いているが、00年4月2日~01年4月1日に生まれた147(男87、女60)人を対象とした21年の成人式についてはコロナ禍の影響で急きょ延期し、同年5月に開くと発表したものの、感染者が急増していたことなどから中止。その後、対象となった新成人や保護者ら計2052人分の署名を添え、開催を求める嘆願書が町に提出され、今年の「二十歳の集い」と同じ日に開くことになった。
式典では田嶋勝正町長が「コロナの関係で2年延びたが、改めて成人式を開催することができ、皆さんに直接お祝いを申し上げることができてうれしい。おめでとうございます」とあいさつ。「若さは最大の武器。少々失敗しようが、全部クリアできるパワーが皆さんには備わっている。いろいろなものに興味を持ち、チャレンジを」などとエールを送った。
来賓として出席した町議会の鈴木幸夫議長や東牟婁郡選出の佐藤武治県議も祝辞を述べた他、岸本周平知事からのメッセージも紹介された。
「21年の新成人」を代表し、大阪府にある大阪産業大学4年の高田紅恋さん(22)が、田嶋町長に向かって「成人の誓い」。「新型コロナウイルス感染症の影響で開催できないかと思われたが、本日こうして多くの仲間とともに人生の門出を祝うことができてうれしい。22歳となり、進路が決まった仲間も多いと思う。どこで生きていっても、大切なこの町で生まれ育った誇りと経験を胸に若者らしく生きていきたい」などと述べた。
式典後は隣接の町立体育館で記念撮影。司会を務めた大阪市で保育士をしている荒木麻那さん(22)は「同級生に会えることを楽しみにしていたので、今日はうれしい」と笑顔。奈良市にある帝塚山大学4年の岡村龍之介さん(22)も「成人式を開催できて良かった。式をしたことで、しっかりと自分たちも大人の仲間入りをしたという気持ちが芽生えた」と話していた。