【動画】3年ぶり「炎の獅子舞」 古座川町で火焚き祭り
和歌山県古座川町高池にある神戸神社で12、13の両日、住民の無病息災などを願う「火焚(た)き祭り」が営まれた。例年通りの規模での祭りは、コロナ禍のため2019年以来3年ぶり。宵宮では境内に高く積まれた献木が燃え盛る中、地元青年会「芳流館互盟社」(瀧本功社長)による獅子舞が奉納され、訪れた多くの住民らを魅了した。
高池下部地区の祭りで、毎年11月15日に近い土日曜に営んでいる。区長の堤正博さん(70)によると、800年ほどの歴史があるとされる。高々と炎が上がると町が栄えるとの言い伝えがあり、この火に当たると一年間風邪をひかないともいわれるという。
宵宮は12日午後5時ごろから始まり、石田保宮司(61)が祝詞を奏上するなど神事を営んだ後、住民が献木に点火。互盟社の青年らは祭りばやしを響かせながら地区内をにぎやかに練り歩き、祭りの準備のまとめ役である「頭屋(とうや)」の家などを訪ねて獅子舞を披露した。
獅子舞は地区内を巡った後、最後に境内で幣の舞と乱獅子を奉納。境内では訪れた子どもらも楽しそうに炎の中に木を投げ入れるなどし、住民は夜通し炎を見守った。
13日は雨のため、境内から、近くにある互盟社の建物内に場所を移して本宮を営んだ。残った火で沸かした湯に石田宮司がササを浸しておはらいをする「湯立て神事」があったほか、獅子舞も奉納された。
堤区長は「やっと例年通りできるようになってうれしい。伝統のある祭りなので、皆で頑張って続けていければ」と話していた。
高池下部地区の祭りで、毎年11月15日に近い土日曜に営んでいる。区長の堤正博さん(70)によると、800年ほどの歴史があるとされる。高々と炎が上がると町が栄えるとの言い伝えがあり、この火に当たると一年間風邪をひかないともいわれるという。
宵宮は12日午後5時ごろから始まり、石田保宮司(61)が祝詞を奏上するなど神事を営んだ後、住民が献木に点火。互盟社の青年らは祭りばやしを響かせながら地区内をにぎやかに練り歩き、祭りの準備のまとめ役である「頭屋(とうや)」の家などを訪ねて獅子舞を披露した。
獅子舞は地区内を巡った後、最後に境内で幣の舞と乱獅子を奉納。境内では訪れた子どもらも楽しそうに炎の中に木を投げ入れるなどし、住民は夜通し炎を見守った。
13日は雨のため、境内から、近くにある互盟社の建物内に場所を移して本宮を営んだ。残った火で沸かした湯に石田宮司がササを浸しておはらいをする「湯立て神事」があったほか、獅子舞も奉納された。
堤区長は「やっと例年通りできるようになってうれしい。伝統のある祭りなので、皆で頑張って続けていければ」と話していた。