和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月23日(月)

和楽器に親しんで 上富田町でミニコンサート

八上神社で地域住民に箏と横笛の演奏を披露する出演者(10日、和歌山県上富田町岡で)
八上神社で地域住民に箏と横笛の演奏を披露する出演者(10日、和歌山県上富田町岡で)
 和歌山県上富田町と町教育委員会は10日、同町岡の八上神社で、地域住民を対象にした和楽器のミニコンサートを開いた。楽曲提供やコンサート、メディア出演など、さまざまな分野で活躍する箏や横笛の演奏家3人が幻想的な音色の三重奏を披露し、来場者を魅了した。

 出演したのは、25本の弦を持つ「二十五絃箏」と17本の「十七絃箏」の演奏や作・編曲を手がける群馬県出身の本間貴士さん、「二十五絃箏」と「薩摩琵琶」を演奏する広島県出身の多田彩子さん、しの笛と能管の奏者で島根県出身の澄川武史さん。

 町教委によると、和楽器や邦楽に親しんでもらおうとミニコンサートを企画。10日は八上神社と稲葉根王子跡(岩田)で開催した。11日ははまゆう支援学校(岩田)と春日神社(市ノ瀬)で開催する。

 八上神社では、来場した約30人に向けて5曲を演奏。それぞれの楽器についても説明した。

 町と町教育委員会は12日午後2時から、上富田町朝来の上富田文化会館文化ホールでも邦楽コンサート「響け、和楽器アンサンブルのものがたり~古の熊野に思いを馳(は)せて」を開催する。本間さんと多田さん、澄川さんによる全編オリジナル楽曲のプログラムで、チケットは一般千円(当日1500円)、高校生以下500円(当日千円)。未就学児は入場できない。

 問い合わせは上富田町教委(0739・47・5930)へ。