和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月23日(月)

ご当地ソング4曲収録 「紀南を盛り上げたい」とCD

ご当地ソング4曲を収録したCDを「地域活性化に活用して」と呼びかける北村圭司さん(和歌山県白浜町で)
ご当地ソング4曲を収録したCDを「地域活性化に活用して」と呼びかける北村圭司さん(和歌山県白浜町で)
 「元気爺SUN(じいさん)」の名前で音楽活動をしている北村圭司さん(68)=和歌山県田辺市たきない町=が、紀南のご当地ソング4曲を収録したCD「紀南を歌う」を制作した。作詞作曲だけでなくボーカルも務めている。「音源は自由に使ってもらっていい。大好きな紀南の地域活性化に役立てばうれしい」と話している。


 北村さんは、フォークグループの「アリス」や「かぐや姫」に影響され、高校時代にバンドを始めた。社会人になり休止していたが、60歳を過ぎてから音楽活動を再開。自作曲は約100曲あり、最近1年間で4枚のCDを自主制作した。今回のCDは、その中からライブなどで人気のあるご当地ソングを選曲した。

 収録曲はバラード調の「周参見八景」(すさみ町)、軽快なロック「赤道直下しららはま」(白浜町)、フォーク系の「千本大銀杏(おおいちょう)」(田辺市中辺路町)、壮大なロック調の「田辺っ子(あができばりよし)」(田辺市)など曲調も多彩な4曲。

 歌詞には「恋人岬の婦夫(めおと)波」や「会津橋の引きそろえ」など紀南の風景や行事が盛り込まれている。いずれも自身の体験を基にしているという。

 北村さんは大阪府出身。約20年前に「海に近いまち」として田辺市に移住し、すっかり紀南のファンになった。複数の会社を経営していたが、現在は事業から引退し、田辺市や白浜町などで週に3~4回程度ライブに出演している。

 「地域をアピールできる楽曲に仕上がった。観光施設やイベントなどで流してもらいたい。著作権はフリー。歌詞やアレンジも自由に変更してもらっていい。紀南地域なら無償で出張演奏にも駆け付ける。気軽に活用してもらいたい」と呼びかけている。

 楽曲は動画投稿サイト「ユーチューブ」で「元気爺SUN」で検索すれば視聴できる。CDの問い合わせは北村さん(090・9096・2972)へ。