和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月23日(月)

3年ぶり白浜商工祭 家族連れでにぎわう

子どもらでにぎわう体験コーナー(16日、和歌山県白浜町阪田で)
子どもらでにぎわう体験コーナー(16日、和歌山県白浜町阪田で)
 白浜商工祭(実行委員会主催)が16日、和歌山県白浜町阪田の白浜会館で始まった。町外を含む39事業所が出展し、商品の販売や事業のPRをしている。コロナ禍で中止が続き、3年ぶりの開催。さまざまな体験イベントもあり、家族連れらでにぎわっている。17日まで。

 この日は開場の午前10時から、工作などの体験コーナーや飲食コーナーが、家族連れの人気を集めた。「しらぺん」や「きいちゃん」などゆるキャラが駆け付けたほか、熊野高校kumanoサポーターズリーダー部員もボランティアやダンスの披露で盛り上げた。会館前には消防や警察、自衛隊の車両展示もあった。

 母親と訪れた田辺市新庄第二小学校1年生の山本凛陽斗君は「スーパーボールすくいが楽しかった。自衛隊の車が格好いいので乗ってみたい」と話した。

 商工祭はさまざまな地元事業所を知ってもらおうと、町商工会青年部を主体にした実行委が2008年から開催しており、11回目。実行委員長の石垣嘉崇さん(44)は「コロナで人との接触が制限され、商業も打撃を受けた。商工祭で再びつながりを生み出し、町の元気を取り戻したい」と来場を呼び掛けている。

 開会式では、町商工会の久保木弘会長や井澗誠町長がゆるキャラと一緒にくす玉を割って開催を祝った。

 17日は午前10時~午後4時。チアリーディングや「しらぺん」の誕生会、ラグビー体験、トイドローン体験などもある。