防ごう特殊・SNS詐欺 住民参加の啓発動画、和歌山県新宮署
増加する特殊詐欺やSNS型投資・ロマンス詐欺の被害を防ぎたいと、和歌山県警新宮署などが地域住民の協力で啓発動画を制作し、18日、動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」の県警公式チャンネルで公開した。ダンス教室に通う小学生が踊りで盛り上げながら、かるた形式で詐欺の手口を紹介する内容。同署は「詐欺への気付きのきっかけになれば」と視聴を呼びかけている。
「かるたで知ろう!サギの手口!!」というタイトルの動画(3分39秒)で、新宮署と同署管内の防犯協議会などが作った。警察官のほか、新宮市千穂1丁目の会社経営、城庵浩さん(46)が新宮市や田辺市本宮町など県内外4カ所で開いているダンス教室「Lucky Clover(ラッキークローバー)」に所属する小学生の有志10人と熊野パトロール隊の代表を務める天野川宏子さん(82)=新宮市蓬莱=が出演した。
動画では、子どもと大人が「う=奪われた SNSで 金と恋」「ぜ=絶対に 儲(もう)かる話 全部嘘(うそ)」「す=直(す)ぐに切れ 国際電話は 出るの危険」といった署員考案のかるたで対決。小学生がヒップホップダンスを披露して視聴しやすい雰囲気をつくりながら「大切なお金を守るため、詐欺の手口を知り、詐欺への抵抗力を高めましょう」などと呼びかけている。
公開を前に17日、新宮市内で出演者らを招いた動画披露会があった。
同署生活安全刑事課の堀本龍一課長(38)が「皆さんのお力添えで大変良いものができた。詐欺への気付きになればと動画を作った。今回をきっかけに警察と住民が協力して詐欺に遭わないぞという環境づくりができれば。何とか一人でも多くの方に動画を見ていただきたい」と呼びかけ、皆で視聴した。
出演した新宮市王子ケ浜小学校5年の和田美月さん(11)は「撮影は緊張した。友達などに見てもらえるようお勧めしたい」、天野川さんも「動画を見てもらい、皆でだまされないように気を付けていきたい」と話していた。
県内で昨年発生した特殊詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺の被害額は約16億3千万円(認知件数は259件)に上っており、今年も前年より増加傾向にあるという。
「かるたで知ろう!サギの手口!!」というタイトルの動画(3分39秒)で、新宮署と同署管内の防犯協議会などが作った。警察官のほか、新宮市千穂1丁目の会社経営、城庵浩さん(46)が新宮市や田辺市本宮町など県内外4カ所で開いているダンス教室「Lucky Clover(ラッキークローバー)」に所属する小学生の有志10人と熊野パトロール隊の代表を務める天野川宏子さん(82)=新宮市蓬莱=が出演した。
動画では、子どもと大人が「う=奪われた SNSで 金と恋」「ぜ=絶対に 儲(もう)かる話 全部嘘(うそ)」「す=直(す)ぐに切れ 国際電話は 出るの危険」といった署員考案のかるたで対決。小学生がヒップホップダンスを披露して視聴しやすい雰囲気をつくりながら「大切なお金を守るため、詐欺の手口を知り、詐欺への抵抗力を高めましょう」などと呼びかけている。
公開を前に17日、新宮市内で出演者らを招いた動画披露会があった。
同署生活安全刑事課の堀本龍一課長(38)が「皆さんのお力添えで大変良いものができた。詐欺への気付きになればと動画を作った。今回をきっかけに警察と住民が協力して詐欺に遭わないぞという環境づくりができれば。何とか一人でも多くの方に動画を見ていただきたい」と呼びかけ、皆で視聴した。
出演した新宮市王子ケ浜小学校5年の和田美月さん(11)は「撮影は緊張した。友達などに見てもらえるようお勧めしたい」、天野川さんも「動画を見てもらい、皆でだまされないように気を付けていきたい」と話していた。
県内で昨年発生した特殊詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺の被害額は約16億3千万円(認知件数は259件)に上っており、今年も前年より増加傾向にあるという。