江戸末期の旅館などを国の有形文化財登録へ
国の文化審議会は18日、和歌山県海南市下津町の一木旅館5件(本館、玄関棟、旧館、新館、門と塀)と橋本市上田の上田家住宅3件(主屋、離れ座敷、乾蔵)を登録有形文化財(建造物)に新たに登録するよう、文部科学大臣に答申した。登録されれば、県内の同文化財は113カ所311件になる。
同文化財は、原則として建設後50年を経過した建造物のうち、歴史的景観に寄与している、再現するのが容易ではないなどの評価を得たものが対象。全国で1万3千件以上の建造物が登録されている。
一木旅館は、長保寺(海南市下津町)へ向かう参詣道沿いにあり、現在は料理店として活用されている。本館は江戸末期の建設。玄関棟、新館、門と塀は1937(昭和12)年ごろの建設で、旧館は同時期にこの地に移築された。
紀ノ川沿いにある上田家住宅は、かつて庄屋を務めた上田家の住宅。主屋は1929(昭和4)年ごろ、離れ座敷と乾蔵は明治後期の建設。
同文化財は、原則として建設後50年を経過した建造物のうち、歴史的景観に寄与している、再現するのが容易ではないなどの評価を得たものが対象。全国で1万3千件以上の建造物が登録されている。
一木旅館は、長保寺(海南市下津町)へ向かう参詣道沿いにあり、現在は料理店として活用されている。本館は江戸末期の建設。玄関棟、新館、門と塀は1937(昭和12)年ごろの建設で、旧館は同時期にこの地に移築された。
紀ノ川沿いにある上田家住宅は、かつて庄屋を務めた上田家の住宅。主屋は1929(昭和4)年ごろ、離れ座敷と乾蔵は明治後期の建設。