【動画】高校生が「衛星」打ち上げ ロケットの町で技術競う
高校生がモデルロケットと「缶サット」と呼ばれる空き缶サイズの模擬人工衛星を自作して打ち上げ、上空での放出や降下、着地の過程を通じ、技術力や創造力を競う「缶サット甲子園2021」の和歌山地方大会が17、18の両日、串本町であった。日本初の民間小型ロケット発射場ができる同町での開催は初めてで、地元・串本古座高校の生徒たちも初挑戦。「宇宙への興味がさらに膨らんだ」と目を輝かせた。
缶サット甲子園は、理工系の楽しさや魅力などを感じてもらい、科学や工学への興味と関心を高めることなどを目的に2008年から全国大会がスタート。予選大会である和歌山地方大会は10年から始まり、これまでは和歌山市加太で開いていた。
今大会には全国優勝の経験を持つ桐蔭高校(和歌山市)など県内外から7校が参加し、各校が取り組んでみたい「ミッション」という目標を設定して挑戦。缶サットに温度や湿度、気圧、加速度などを観測できるセンサーなどを組み込み、ロケットで上空70メートルほどまで打ち上げ、データなどから得られた成果を発表して審査を受けた。
串本古座高校からは、1年生のクラスメートという長野悠斗君(15)と辻大貴君(15)、清野健太郎君(15)の3人がプロジェクトチームを結成して出場。1回目の打ち上げは失敗したが、2回目はロケットが上がり、缶サットのパラシュートも開いた。ただ、加速度センサーを使った計測には失敗。清野君は「知識も物資も全くない状態から始めて大変だったが、桐蔭高校の方にサポートしていただき、ここまでたどり着くことができ感謝している。あまり納得のいく結果ではなかったけど、参加できて本当によかった。まだまだこれから頑張りたい」と話し、来年の大会での活躍を誓った。
大会は桐蔭が優勝、2位は向陽(和歌山市)、3位は海南(海南市)だった。全国大会の開催は未定という。
和歌山地方大会実行委員長の藤木郁久・桐蔭高校教諭(51)は「ロケットの発射場ができる串本でぜひ開きたいと思っていたので今回開催できて大変うれしいし、缶サットの魅力を地元の人に知ってもらい、宇宙への関心を高めることができたと思う。今後も和歌山市で2年、串本町で1年ぐらいのペースで開催していければ」と話していた。
缶サット甲子園は、理工系の楽しさや魅力などを感じてもらい、科学や工学への興味と関心を高めることなどを目的に2008年から全国大会がスタート。予選大会である和歌山地方大会は10年から始まり、これまでは和歌山市加太で開いていた。
今大会には全国優勝の経験を持つ桐蔭高校(和歌山市)など県内外から7校が参加し、各校が取り組んでみたい「ミッション」という目標を設定して挑戦。缶サットに温度や湿度、気圧、加速度などを観測できるセンサーなどを組み込み、ロケットで上空70メートルほどまで打ち上げ、データなどから得られた成果を発表して審査を受けた。
串本古座高校からは、1年生のクラスメートという長野悠斗君(15)と辻大貴君(15)、清野健太郎君(15)の3人がプロジェクトチームを結成して出場。1回目の打ち上げは失敗したが、2回目はロケットが上がり、缶サットのパラシュートも開いた。ただ、加速度センサーを使った計測には失敗。清野君は「知識も物資も全くない状態から始めて大変だったが、桐蔭高校の方にサポートしていただき、ここまでたどり着くことができ感謝している。あまり納得のいく結果ではなかったけど、参加できて本当によかった。まだまだこれから頑張りたい」と話し、来年の大会での活躍を誓った。
大会は桐蔭が優勝、2位は向陽(和歌山市)、3位は海南(海南市)だった。全国大会の開催は未定という。
和歌山地方大会実行委員長の藤木郁久・桐蔭高校教諭(51)は「ロケットの発射場ができる串本でぜひ開きたいと思っていたので今回開催できて大変うれしいし、缶サットの魅力を地元の人に知ってもらい、宇宙への関心を高めることができたと思う。今後も和歌山市で2年、串本町で1年ぐらいのペースで開催していければ」と話していた。