和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年09月29日(水)

主力の南高梅いよいよ収穫 JA紀南が荷受け開始

出荷に向け、選果場で傷がないか選別される南高梅(24日、和歌山県田辺市下三栖で)
出荷に向け、選果場で傷がないか選別される南高梅(24日、和歌山県田辺市下三栖で)
 和歌山県紀南地方で、特産の南高梅が収穫時季を迎えた。JA紀南は昨年より1日早い24日から選果場で荷受けを開始し、初日は約60トンを荷受けした。農家が持ち込んだ梅を選果機で階級別に仕分けし、市場などに出荷する。

 JA梅部会の会員数は2314戸で、栽培面積は2217ヘクタール。このうち南高梅は1901ヘクタール。

 昨年は不作だったが、今年は着果状況が良く、西牟婁地方果樹技術者協議会による18日の着果調査(田辺市、上富田町、白浜町、すさみ町)では、基準樹の1枝当たりの平均着果数が前年比225%、平年比129%という結果だった。

 21日に梅部会がまとめた生産予想量は2万1851トン(前年比158%、平年比100%)を見込む。

 総合選果場(田辺市下三栖)など管内4選果場で、農家が収穫した梅を荷受けし、階級別に選別して箱に詰め、関東や中京、京阪神の市場などに出荷する。主な市場には27日から出荷する予定で、今季は2600トンを計画している。

 初期の梅は梅酒や梅シロップの加工向け、6月中旬ごろからの熟した梅は主に梅干し向けになる。市場出荷は上旬ごろにピークとなり、下旬までを予定しているという。

 JA販売部は「昨年は不作でいろいろな取引先、消費者の要望に応えることができなかった。今年は着果数が良好なので、しっかりと納品できるようにしたい」と話す。