和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年10月20日(水)

梅干しをフレーク状に加工 田辺の研磨剤製造会社が工場

乾燥した梅干し(手前)と梅フレーク=和歌山県田辺市上の山1丁目で
乾燥した梅干し(手前)と梅フレーク=和歌山県田辺市上の山1丁目で
 和歌山県田辺市高雄3丁目の「稗田化学工業」(稗田智則代表)は、研磨剤を製造する技術を使い、梅干しをフレーク状に粉砕加工する工場を立ち上げた。「これまでと全く違う商品が作れる。梅産業の助けになればうれしい」と話している。

 同社は半導体の製造に使う研磨剤や、道路標示の塗料に使うガラスビーズを製造・販売しているが、県外や国外との取引が多い。地元とつながりを持ちたいと第三の柱として食品の粉砕事業を計画していた。そこに、地元の梅加工業者から「梅干しを液体窒素で冷凍して粉砕できないか」と問い合わせがあり、開発を進めた。

 梅のフレークは白干し梅や調味梅の種を取り、ある程度乾燥させたものを液体窒素で瞬間冷凍し粉砕する。フリーズドライのように乾燥した状態ではなく、水分も残るため、梅干しそのものの食感も残る。ご飯に混ぜ込んだり、料理に振りかけたりとさまざまな使い方が考えられるという。

 今後、梅干しの乾燥時間の変更やフレークの粒の大きさを均一にしたいという要望があれば、新しく機械を導入するなどして対応したいという。

 問い合わせは同社(0739・22・3838)へ。