和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年10月23日(土)

実太り、品質とも良好 みなべや印南で梅の収穫始まる

鈴なりの小梅を収穫する農家(13日、和歌山県みなべ町徳蔵で)
鈴なりの小梅を収穫する農家(13日、和歌山県みなべ町徳蔵で)
 和歌山県のみなべ町や印南町で小梅の収穫が始まった。大梅の品種「古城」も近く始まり、主力品種の「南高」へと続く。いずれも順調に育っており、豊作が期待される。


 JA紀州によると、みなべ町と印南町の梅栽培農家は計約1500戸で、栽培面積は計2733ヘクタール。そのうち小梅は12・3ヘクタール、古城は27・3ヘクタール、南高は2473ヘクタール。

 各農家は小梅の収穫を13日から始め、翌14日にみなべ町気佐藤の統合選果場をはじめ、同町の岩代、高城、清川、印南町の切目、古井の各地区にある集荷場に出荷している。収穫は平年より3日ほど早いという。

 みなべ町徳蔵の中松清剛さん(59)は家族3人で13日から収穫を始めた。「2年続きで不作だったが、今年は実が多い。病気もほとんどなくよかった」と話す。小梅の収穫は3日間ほどで終える予定だという。

 今年の作柄は、日高果樹技術者協議会が4月中旬に実施した南高の着果調査では、平年より「多い」。JA紀州販売部は「2月の受粉が順調で、4月までは適度に雨が降ったことで実太りが良い」と話している。

 小梅や古城は、青梅としてJAに持ち込むことが多く、出荷先は関西の各市場。出荷量は小梅が10トン(昨年7トン)、古城が60~80トン(同30トン)を見込んでいる。

 南高は梅干し加工用の収穫を前に、青梅で出荷しており、JAの受け付けは24日からの予定。出荷量は2300トン(昨年1300トン)の見込み。