和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月19日(木)

新たに36人の感染確認 和歌山県、病床使用率9割超

 和歌山県は21日、県内で新たに36人が新型コロナウイルスに感染したことが分かったと発表した。入院者は過去最多の367人で、確保している病床400床に占める使用率は91・8%と9割を超えた。重症者数も最多の49人となった。

 保健所管内別では和歌山市23人、岩出5人、橋本3人、田辺2人、御坊、海南、県外が1人ずつ。

 和歌山市の共同生活援助施設「グループホーム オアシスⅡ」では新たに入居者の70代女性の感染が分かった。これまで発表された人を含め、入居者3人と職員2人の計5人の感染を確認し、県は44件目のクラスター(感染者集団)と認定した。

 田辺保健所管内在住の40代会社員女性は感染者の同居家族。30代会社員男性は友人の濃厚接触者。同管内の直近1週間の人口10万人当たり感染者数は過去最多の30・5人となった。

 感染者の累計は1898人で、このうち新たに11人が変異株によるものと判明。変異株感染者は293人となった。