和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年09月17日(金)

【詳報】新型コロナの入院・重症者最多 和歌山県、病床使用率84%に

 和歌山県は17日に35人、18日には過去最多に並ぶ44人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。18日時点の入院者は312人、重症者数は41人でいずれも過去最多。病床使用率は過去最高の84・3%。17、18日には計3件のクラスター(感染者集団)が確認され、県内で41件となった。

 新規感染者数は13日から連日30人を超え、9、14、18日は過去最多の44人。入院者は3月13日は6人だったが、1カ月強で300人を超えた。病床は370床まで確保したが、県は病床をさらに増やしていくという。

 17、18日に発表された感染者の保健所管内別は和歌山市38人、田辺と岩出が各12人、御坊と海南、湯浅が各3人、橋本1人、県外7人。

 田辺市上屋敷3丁目の外科内科「辻医院」では50代の看護師女性と介護職員女性、入院患者の80代男女3人の感染が新たに判明。発表済みの人を含め、職員3人と入院患者4人、計7人のクラスターとなった。入院患者の女性1人は重症。同医院は外来診療と新規入院、退院を停止している。

 田辺管内ではこのほか、小学生から60代の7人の感染が分かった。うち6人は家族や同僚の濃厚接触者という。

 クラスターは紀北でも2件発生。和歌山市立高積中学校の女子バレーボール部員と岩出管内の練習試合相手校部員、高積中の男子バレー部員で、これまでに計14人の感染が分かり、県はこのクラブ活動をクラスターとした。

 また、18日までに感染が分かった和歌山市の50~70代の6人は、このうちの1人の自宅で飲食し、クラスターと認定された。

■「爆発」段階迫る
田辺管内も


 県全体の直近1週間の人口10万人当たり感染者数(18日現在)は過去最多の24・8人。保健所管内別で最も多いのは和歌山市の35・4人。次いで多い田辺保健所管内も過去最多の24・7人となっている。和歌山市は政府の分科会が示す「ステージ4」(感染爆発段階)の基準25人を超えているほか、県と田辺管内も迫っている。

 県は紀北地域の住民に、不要不急の外出自粛を求めているが、県福祉保健部の野尻孝子技監は「紀南地域でもかなり危険な値になってきている。いまは不要不急の外出を控えていただきたい」と呼び掛けた。

 感染者の累計は1778人で、このうち、17人が新たに変異株によるものと判明し、変異株感染者は243人となった。

■給食センター2日間休止 田辺市

 田辺市の城山台学校給食センターは19、20の両日、給食の提供を休止する。複数の調理員が新型コロナウイルスの検査対象となり、業務継続のための人材確保が困難なため。各学校は保護者に弁当の持参などを求めている。

 センターは小学校12校、中学校6校、幼稚園4園、保育所1園に約4200食を提供している。