和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年10月28日(木)

【詳報】入院、重症とも過去最多 和歌山県技監「最大の危機」

 和歌山県は14日、県内で新たに44人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。9日と並び過去最多。入院者は259人、重症者は35人で、いずれも過去最多を更新した。県福祉保健部の野尻孝子技監は医療態勢が「本当に最大の危機」と強調し「通常の医療も守れなくなる危険性が出ていることを十分認識し、すべての県民が適切な行動を取るよう、あらためてお願いしたい」と呼び掛けた。

 現在、県が公表している病床数は330床だが、徐々に増やしているという。しかし、対応できる医療従事者確保の問題もあり、今後については、宿泊施設の活用も視野に入れていきたいとしている。

 14日に感染を発表したのは、保健所管内別で和歌山市30人、岩出5人、橋本3人、海南と湯浅、県外が2人ずつ。

 このうち、60代と70代の女性計3人は、和歌山市柳丁の「カラオケほーる光ちゃん」の来店客と従業員。同店の感染者はすでに発表している人と合わせて6人となり、県は38件目のクラスター(感染者集団)に認定。県は3月30日~4月5日の来店者に最寄りの保健所への速やかな連絡を求めている。

 すでにクラスターに認定している岩出市のサービス付き高齢者向け住宅「バナナホーム金池」では、新たに利用者の80代と90代の男女3人と、40代職員女性の感染が分かり、クラスターは9人となった。

 岡山県在住の40代会社員男性は3月31日から、仕事で田辺保健所管内に滞在。県は県外で感染したとみている。

 感染者の累計は1633人で、このうち、新たに16人が変異株によるものと判明。変異株感染者は191人となった。