和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年10月28日(木)

【詳報】「不要不急の外出自粛を」 紀北の住民対象に知事呼び掛け

和歌山県庁
和歌山県庁
 仁坂吉伸和歌山県知事は14日、臨時記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染が特に拡大している紀北地域(海南市・紀美野町以北)5市4町の住民に対し、全面的な不要不急の外出を自粛するよう求めた。期間は25日まで。その後の対応については、感染状況をみて検討する。紀南や紀中の住民に対しても、紀北地域への移動について「感染状況を理解した上で行動してほしい」と注意を呼び掛けている。

 県が県民に不要不急の外出自粛を求めるのは1年ぶり。昨年4月、7都府県を対象に緊急事態宣言が発令されたことをきっかけに約1カ月間、全県対象に要請した。

 県内の14日現在の直近1週間の人口10万人当たりの感染者数は過去最多の22・8人。中でも紀北地域で特に多く、和歌山市は36・5人、海南保健所管内28・0人、橋本保健所管内25・0人、岩出保健所管内18・6人となっている。

 仁坂知事は今回の要請について「大方針転換。このままでは感染が爆発してしまう。最近の感染の力からすると、止められない。県民の皆さんに負担を掛けることになり、こうなったことは申し訳ないと思っている」とした。県はこれまで、保健医療行政が感染拡大防止に取り組むため、県民の生活や経済活動を可能な限り制限しないという方針を示していた。今後、さらに状況が悪化した場合は、強い措置を検討するとともに、政府にも何らかの対応を要請する可能性があるという。

 「不要不急の外出」の範囲については「一般的に不要不急と考えることは、近くでも外出をやめてほしい。まったく感染リスクがないような屋外での1人での散歩などについてまでは言っているわけではない」と述べた。

 さらに、全県を対象に、年代を問わず、カラオケやダンスなど大規模な催しへの参加を控えることや家族以外とのカラオケを控えること、特に県内から大阪府に、大阪府から県内に通勤する人らに対する在宅勤務の積極的な導入なども求めた。

 飲食についての注意も強調。「多人数や夜遅くまでの飲食だけでなく、普通の飲食でもうつる可能性が高くなっている。感染リスクはすごく高くなっているので、注意をしてください」と呼び掛けた。