和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年09月18日(土)

【詳報】過去最多の55人感染 和歌山県、病床使用率9割に迫る

 和歌山県は20日、県内で過去最多となる55人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。入院者数は353人、酸素投与者を含む重症者数は48人でいずれも過去最多を更新。病床の使用率は過去最高の88・3%となった。

 1日当たりの感染発表者数は、これまで最多だった44人(9、14、18日)を大幅に超えた。病床は400床まで増やしたが、県は無症状者を含め全員入院としており、使用率は9割に迫る。県はさらに増床していくとしている。

 直近1週間の人口10万人当たり感染者数は29・6人、保健所別では最多の和歌山市が39・9人、次に多い田辺保健所管内が28・8人。いずれも過去最多で、政府の分科会が示す最も深刻な「ステージ4」(感染爆発段階)の基準25人を超えている。

 新規感染者の保健所管内別は和歌山市28人、田辺8人、橋本7人、岩出6人、御坊と海南が各2人、湯浅と県外が各1人。

 和歌山市の介護事業所「デイケア アクア」の利用者5人と職員2人の感染を確認。発表済みの人も含め、感染者は9人となり、県は43件目のクラスター(感染者集団)と認定した。利用者ら70人以上を追加検査する。

 すでにクラスターに認定されている3件でも感染者が増えた。複数の中学校の女子バレーボール部員らによるクラスターでは、新たに岩出保健所管内の中学校女子部員の感染が分かり、16人のクラスターとなった。岩出市のサービス付き高齢者向け住宅「バナナホーム金池」では、新たに利用者1人の感染を確認し、クラスターは14人となった。

 田辺市の外科内科「辻医院」では新たに入院患者の80代と90代女性2人の感染が判明し、10人になった。

 田辺保健所管内在住者では、このほか中学生~60代の6人の感染も分かった。4人は同居家族、2人は職場の同僚の濃厚接触者という。

 県内感染者の累計は1862人で、このうち新たに39人が変異株によるものと判明した。変異株感染者は282人になった。