和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年10月27日(水)

「星のソムリエ」養成へ ロケット発射に合わせ串本町

「星空を活用した観光振興への取り組み」をテーマに話す中島修さん(左奧)=和歌山県串本町串本で
「星空を活用した観光振興への取り組み」をテーマに話す中島修さん(左奧)=和歌山県串本町串本で
 和歌山県串本町田原から来年度中にロケットが発射されることに合わせ、紀南地方の美しい星空を観光に生かしていこうと、一般社団法人県熊野南紀連盟(吉田俊久会長)は6月下旬から、串本町と白浜町で「星のソムリエ」を養成する講座を始める予定だ。講座の開催に向けた勉強会が26日、両町であり、地域の観光関係者ら46人が参加した。


 「星のソムリエ」とは、おいしいワインを選んでくれるソムリエのように、星空の楽しみ方を教えてくれる案内人。養成講座では、観光客らに星空をより楽しんでもらうため、天文学の基本的な知識や技能などを学ぶ。講座は計4回開かれる予定で、全講座に出席し、リポートを提出することなどで「星のソムリエ」の認定を受けることができるという。

 勉強会では「星のソムリエ」で、日本旅行宇宙事業推進チームの中島修さんが「星空を活用した観光振興への取り組み」をテーマに話し、参加者の質問に答えた。

 中島さんは、2011年にロケットの打ち上げに立ち会ったことで「価値観が変わった」と説明。ロケットと旅、体験、食を絡めた「宙(そら)ツーリズム」を紹介し、他の地域との差別化を図るため、吉野熊野国立公園エリアの「星空保護区認定」を目指すことを提案した。