廃校舎に歓声再び 和歌山県田辺市、うつほの杜小学校で入学式
和歌山県田辺市中辺路町川合の旧二川小学校校舎に私立「うつほの杜学園小学校」が開校し、5日に入学式があった。廃校舎が再び小学校としてよみがえり、子どもたちの歓声と笑顔があふれた。
「うつほの杜学園」は、教科横断の探究型学習と日本語と英語による多言語教育を掲げる小中一貫校。3月に小学校と学校法人設立の県知事認可を受けた。
入学式には新入生の1~3年生15人が参加。体験会などで顔見知りの児童もおり、出会うとすぐにおしゃべりが始まってにぎやかになった。会場のホールになかなか入場できない児童に、先に席に着いた児童が歩み寄り、手を差し伸べる場面もあった。
1年生の野田門杜君は「理科の実験をやってみたい。友達もいるので楽しみ」、同じく1年生の山本紬貴君は「給食が楽しみ。動物や植物が好きなので、いろいろ出合えるといいな」と目を輝かせた。
仙石恭子理事長は「困難があっても多くの協力で学園がスタートできた。できないと思っていることだって、きっとできるようになる。みんなは一緒に学校をつくった仲間。これから楽しい学園をつくろう」と呼びかけた。
東洋大学教授の市川顕校長は「勉強は大人がさせるもの。一方、学びの主語は子ども。うつほでは、子どもの楽しい学びを提供したい」とあいさつした。
来賓の真砂充敏市長は「ここ30年の間に多くの閉校式に参加したが、開校は初めて。学園の盛り上がりにできる限り協力したい」と期待を込めた。
旧二川小学校は児童数の減少などにより2013年に閉校した。校舎はクラウドファンディングなどで資金を募り、大規模改修。もともとの開放的なデザインを生かしながら、自然の中にある学校をイメージした塗装などを取り入れ、明るい印象に仕上げた。
「うつほの杜学園」は、教科横断の探究型学習と日本語と英語による多言語教育を掲げる小中一貫校。3月に小学校と学校法人設立の県知事認可を受けた。
入学式には新入生の1~3年生15人が参加。体験会などで顔見知りの児童もおり、出会うとすぐにおしゃべりが始まってにぎやかになった。会場のホールになかなか入場できない児童に、先に席に着いた児童が歩み寄り、手を差し伸べる場面もあった。
1年生の野田門杜君は「理科の実験をやってみたい。友達もいるので楽しみ」、同じく1年生の山本紬貴君は「給食が楽しみ。動物や植物が好きなので、いろいろ出合えるといいな」と目を輝かせた。
仙石恭子理事長は「困難があっても多くの協力で学園がスタートできた。できないと思っていることだって、きっとできるようになる。みんなは一緒に学校をつくった仲間。これから楽しい学園をつくろう」と呼びかけた。
東洋大学教授の市川顕校長は「勉強は大人がさせるもの。一方、学びの主語は子ども。うつほでは、子どもの楽しい学びを提供したい」とあいさつした。
来賓の真砂充敏市長は「ここ30年の間に多くの閉校式に参加したが、開校は初めて。学園の盛り上がりにできる限り協力したい」と期待を込めた。
旧二川小学校は児童数の減少などにより2013年に閉校した。校舎はクラウドファンディングなどで資金を募り、大規模改修。もともとの開放的なデザインを生かしながら、自然の中にある学校をイメージした塗装などを取り入れ、明るい印象に仕上げた。