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【動画】子どもの歓声響く 宇宙ふれあいホール「ソラミル」がオープン、和歌山県串本

 和歌山県串本町西向の「宇宙ふれあいホールSora―Miru(ソラミル)」が1日、オープンした。初日から多くの子どもが訪れ、ミュージアムやシアターで歓声が響いた。

 ソラミルは町が旧古座分庁舎を改修した施設。人材サービス会社「ヒト・コミュニケーションズ」(本社・東京都)が指定管理者となりオープンした。

 この日オープニングセレモニーがあり、田嶋勝正町長が「旧古座町の庁舎が地域のシンボルとなるようなソラミルに変身したことをうれしく思う。多くのロケットファンや地元の皆さんに楽しんでもらいたい」とあいさつした。

 施設を監修した公益財団法人「日本宇宙少年団」の小定弘和副事務局長は、見る、触れる、感じるということを子どもから大人までが楽しめる施設を造りたいと監修したことや、宇宙航空研究開発機構(JAXA)のOBらが携わったことを紹介した。

 その上で「監修するにあたって、宇宙は遠い存在ではなく身近に存在するものだということを意識した。宇宙開発はただの冒険の話ではなくて、通信や環境、医療と暮らしに直結する。ソラミルを訪れる皆さんが宇宙の魅力と探究心に触れ、『宇宙は特別な誰かのものではなく自分に関係している』『この宇宙に自分の夢が広がっていくんだ』と思ってくれたらうれしい」と述べた。

 田嶋町長や小定副事務局長、民間小型ロケット「カイロス」を手がけるスペースワンの佐藤信政スペースポート紀伊副所長、ヒト・コミュニケーションズの吉岡隆之取締役らがテープカットをしてオープンを祝った。

 この日、町のマスコットキャラクター「まぐトル」がソラミル応援大使に就任した。テレビアニメ「宇宙なんちゃら こてつくん」のこてつも登場し、子どもたちから人気を集めた。

 子どもたちは1階の「ロケットミュージアム」でカイロスの構造を見たり、人工衛星のイラストを描いて天井に映し出したりして楽しんだ。3階の「スペースシアター」ではカイロス打ち上げの迫力ある映像を見学した。

 ソラミルの営業時間は午前9時~午後5時(最終入館は午後4時)。毎月第3水曜と、12月31日~1月3日が休館。入場料は中学生以上が千円、小学生以下700円、3歳以下は無料。年間利用券もある。


テープカットでオープンを祝う関係者(和歌山県串本町西向で)
テープカットでオープンを祝う関係者(和歌山県串本町西向で)
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