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白浜の土産物店倒産 和歌山県内、3月に11件

東京商工リサーチ和歌山支店が入るビル
東京商工リサーチ和歌山支店が入るビル
 東京商工リサーチ和歌山支店は、3月の県内倒産状況(負債額1千万円以上)をまとめた。倒産件数は3カ月連続で2桁となる11件で、負債総額も10億9500万円と多かった。紀南関係では、白浜町の食品土産製造販売会社「福亀堂」のほか、上富田町の喫茶店、串本町のパソコン修理業者が倒産した。

 同支店によると、倒産件数は前月より2件少ないが、昨年3月より1件多かった。負債総額は、負債1億円以上の倒産が3件発生したことなどにより昨年3月より8億6900万円多くなった。

 倒産は市町村別には和歌山市が4件、岩出市や紀の川市、橋本市、有田川町、白浜町、上富田町、串本町が各1件。産業別にはサービス業他が8件、製造業が2件、小売業が1件。新型コロナウイルス関連による倒産は4件あった。

 福亀堂は販売不振が原因で銀行から取引停止処分となった。負債額は6億200万円。

 同支店は「労働力確保が困難なことに伴う労務単価の上昇、物価高の継続、マイナス金利政策の解除に伴う金利の上昇などが響き、倒産が高水準で推移すると判断される」としている。

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