廃棄貝殻から生まれた、強くて地球にやさしい新素材 「SHELLTEC(シェルテック)」を発表
甲子化学工業株式会社
2024年12月4日(水)から「エコプロ2024」にて展示公開を開始
甲子化学工業株式会社(大阪府大阪市、代表取締役:南原在夏)は、水産系廃棄物の貝殻を再利用した、新素材「SHELLTEC」を発表し、2024年12月4日(水)から開催される「エコプロ2024」にて一部SHELLTEC製プロダクトを展示公開いたします。当社は、これまで培ってきたエコプラスチックの製造技術を活かし、廃棄貝殻をプラスチックに代わる重要な資源として捉え、サステナブルな取り組みをより一層推進してまいります。
SHELLTEC(シェルテック)は、貝殻からできた日本初*1の新素材です。年間20万トン近く捨てられるホタテ貝殻を廃棄物ではなく資源として捉えた時、そこには、新しい素材としての可能性がありました。貝殻に含まれる炭酸カルシウムは、建材、セメント、プラスチックなどの原料になることでも知られています。SHELLTECは、これまで捨てられてきた貝殻と廃棄プラスチックやコンクリートなどを組み合わせて作られた、強くて、地球に優しい素材です。新品のプラスチックを100%利用する場合と比較して、最大36%CO2を削減し、曲げ強度も約33%向上しています。また、石灰岩由来のエコプラスチックに比べ、最大20%のCO2削減が期待できます。
*1 当社調べ
https://www.youtube.com/watch?v=rlxUl33x51A
SHELLTEC コンセプトムービー: https://youtu.be/rlxUl33x51A
SHELLTECは、ヘルメットやテトラポッドとしてすでに生産されているだけでなく、今後、企業や自治体と連携し、貝殻本来の役割である「守る」を軸に、様々な製品への素材展開を進めていきます。なお、SHELLTECは、ホタテ貝殻だけでなく、炭酸カルシウムを主成分とするムール貝や牡蠣の貝殻などからも同様に生成することが可能です。
SHELLTEC 製品ラインナップについて
守るのは、頭と地球。「HOTAMET|ホタメット」
日本人がもっとも食べる貝、ホタテ。それは、もっとも貝殻が捨てられる貝でもありました。もしも、外敵から身を守っていた貝殻が人の命を守るものへと生まれ変われたら。HOTAMET(ホタメット)は、これまで廃棄されてきたホタテの貝殻に新しい命を吹き込み、誕生した強くて優しいヘルメットです。ホタテの廃棄貝殻から作られたバイオプラスチックを原材料にすることで、CO2排出量を最大36%削減しています。また、生物模倣(バイオミミクリー)の考えに基づき、貝殻の特殊なリブ構造をデザインに取り入れた結果、通常よりも約33%高い強度を実現しました。
またHOTAMETは、大阪・関西万博専用のオリジナルデザイン/仕様にアップデートされ、大阪・関西万博開催期間中に、防災用ヘルメットとして導入される予定です。
HOTAMET bicycle自転車用HOTAMETは、国が推奨する安全規格であるSGマークを取得したヘルメットで、自転車乗車時の耐衝撃性、あごひも強度、脱げにくさなどの安全基準をクリアしています。また、欧州統一規格CEや、米国消費者製品安全委員会が認定するCPSCも取得しています。
守るのは、海と地球。「HOTATETRAPOD|ホタテトラポッド」
HOTATETRAPODは、猿払村のホタテ廃棄貝殻を砂の代替素材として使用することで、本来必要な砂の消費量を50%まで抑えた*2 サステナブルなテトラポッドです。生物模倣(バイオミミクリー)の考えに基づき、ホタテ貝殻から着想を得たリブ構造をデザインに採用することで、海藻がつきやすくなるため、魚介類の餌場となるだけでなく、海中の炭素を吸収するブルーカーボンの増大を実現しています。まさに、海にも地球にも優しい環境配慮型テトラポッドになっています。
*2 砂の消費量は年間500億トンを超え、「サンド・クライシス」として国連環境計画(UNEP)も警鐘を鳴らしています。砂不足はテトラポッドの生産にも影響が及びます。
守るのは、安らぎと地球。「HOTABENCH|ホタベンチ」
日本では、年間約20万トン以上ものホタテの貝殻が、一部しか活用されずに廃棄されています。HOTABENCH(ホタベンチ)は、廃棄されたホタテ貝殻からできた日本初の新素材「SHELLTEC」を活用し、コンクリートを混錬して作られたサステナブルなベンチです。リサイクルによって生み出されるテクスチャと、ホタテのようなシルエットを通じて、見る人・座る人に新たな循環資源の未来を提案します。
「エコプロ2024」展示について
「エコプロ2024」は、環境問題やSDGsなど社会課題解決を目指す最新技術や新製品が集結する日本最大級の環境展示会です。当社では、SHELLTEC素材に加え、HOTAMETおよびHOTATETORAPODをはじめとするSHELLTEC製品の展示や、ブース装飾をリアルタイムで3Dプリントするデモンストレーションを行います。
◼️イベント概要
・イベント名:エコプロ2024
・日程:2024年12月4日(水)~6日(金)
・時間:10:00~17:00
・会場:東京ビッグサイト[東ホール]ブース番号:東6ホール 6-017
・住所:東京都江東区有明3-11-1
・主催:(一社)サステナブル経営推進機構、日本経済新聞社
・公式サイト:https://messe.nikkei.co.jp/ep/
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2024年12月4日(水)から「エコプロ2024」にて展示公開を開始
甲子化学工業株式会社(大阪府大阪市、代表取締役:南原在夏)は、水産系廃棄物の貝殻を再利用した、新素材「SHELLTEC」を発表し、2024年12月4日(水)から開催される「エコプロ2024」にて一部SHELLTEC製プロダクトを展示公開いたします。当社は、これまで培ってきたエコプラスチックの製造技術を活かし、廃棄貝殻をプラスチックに代わる重要な資源として捉え、サステナブルな取り組みをより一層推進してまいります。
SHELLTEC(シェルテック)は、貝殻からできた日本初*1の新素材です。年間20万トン近く捨てられるホタテ貝殻を廃棄物ではなく資源として捉えた時、そこには、新しい素材としての可能性がありました。貝殻に含まれる炭酸カルシウムは、建材、セメント、プラスチックなどの原料になることでも知られています。SHELLTECは、これまで捨てられてきた貝殻と廃棄プラスチックやコンクリートなどを組み合わせて作られた、強くて、地球に優しい素材です。新品のプラスチックを100%利用する場合と比較して、最大36%CO2を削減し、曲げ強度も約33%向上しています。また、石灰岩由来のエコプラスチックに比べ、最大20%のCO2削減が期待できます。
*1 当社調べ
https://www.youtube.com/watch?v=rlxUl33x51A
SHELLTEC コンセプトムービー: https://youtu.be/rlxUl33x51A
SHELLTECは、ヘルメットやテトラポッドとしてすでに生産されているだけでなく、今後、企業や自治体と連携し、貝殻本来の役割である「守る」を軸に、様々な製品への素材展開を進めていきます。なお、SHELLTECは、ホタテ貝殻だけでなく、炭酸カルシウムを主成分とするムール貝や牡蠣の貝殻などからも同様に生成することが可能です。
SHELLTEC 製品ラインナップについて
守るのは、頭と地球。「HOTAMET|ホタメット」
日本人がもっとも食べる貝、ホタテ。それは、もっとも貝殻が捨てられる貝でもありました。もしも、外敵から身を守っていた貝殻が人の命を守るものへと生まれ変われたら。HOTAMET(ホタメット)は、これまで廃棄されてきたホタテの貝殻に新しい命を吹き込み、誕生した強くて優しいヘルメットです。ホタテの廃棄貝殻から作られたバイオプラスチックを原材料にすることで、CO2排出量を最大36%削減しています。また、生物模倣(バイオミミクリー)の考えに基づき、貝殻の特殊なリブ構造をデザインに取り入れた結果、通常よりも約33%高い強度を実現しました。
またHOTAMETは、大阪・関西万博専用のオリジナルデザイン/仕様にアップデートされ、大阪・関西万博開催期間中に、防災用ヘルメットとして導入される予定です。
HOTAMET bicycle自転車用HOTAMETは、国が推奨する安全規格であるSGマークを取得したヘルメットで、自転車乗車時の耐衝撃性、あごひも強度、脱げにくさなどの安全基準をクリアしています。また、欧州統一規格CEや、米国消費者製品安全委員会が認定するCPSCも取得しています。
守るのは、海と地球。「HOTATETRAPOD|ホタテトラポッド」
HOTATETRAPODは、猿払村のホタテ廃棄貝殻を砂の代替素材として使用することで、本来必要な砂の消費量を50%まで抑えた*2 サステナブルなテトラポッドです。生物模倣(バイオミミクリー)の考えに基づき、ホタテ貝殻から着想を得たリブ構造をデザインに採用することで、海藻がつきやすくなるため、魚介類の餌場となるだけでなく、海中の炭素を吸収するブルーカーボンの増大を実現しています。まさに、海にも地球にも優しい環境配慮型テトラポッドになっています。
*2 砂の消費量は年間500億トンを超え、「サンド・クライシス」として国連環境計画(UNEP)も警鐘を鳴らしています。砂不足はテトラポッドの生産にも影響が及びます。
守るのは、安らぎと地球。「HOTABENCH|ホタベンチ」
日本では、年間約20万トン以上ものホタテの貝殻が、一部しか活用されずに廃棄されています。HOTABENCH(ホタベンチ)は、廃棄されたホタテ貝殻からできた日本初の新素材「SHELLTEC」を活用し、コンクリートを混錬して作られたサステナブルなベンチです。リサイクルによって生み出されるテクスチャと、ホタテのようなシルエットを通じて、見る人・座る人に新たな循環資源の未来を提案します。
「エコプロ2024」展示について
「エコプロ2024」は、環境問題やSDGsなど社会課題解決を目指す最新技術や新製品が集結する日本最大級の環境展示会です。当社では、SHELLTEC素材に加え、HOTAMETおよびHOTATETORAPODをはじめとするSHELLTEC製品の展示や、ブース装飾をリアルタイムで3Dプリントするデモンストレーションを行います。
◼️イベント概要
・イベント名:エコプロ2024
・日程:2024年12月4日(水)~6日(金)
・時間:10:00~17:00
・会場:東京ビッグサイト[東ホール]ブース番号:東6ホール 6-017
・住所:東京都江東区有明3-11-1
・主催:(一社)サステナブル経営推進機構、日本経済新聞社
・公式サイト:https://messe.nikkei.co.jp/ep/
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