和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

畑一面 ソバの花 休耕田活用し栽培、和歌山県田辺市龍神村

ソバの畑一面に、満開となった小さな白い花が咲いている(和歌山県田辺市龍神村甲斐ノ川で)
ソバの畑一面に、満開となった小さな白い花が咲いている(和歌山県田辺市龍神村甲斐ノ川で)
 和歌山県田辺市龍神村の各地で、休耕田を活用して栽培しているソバが白い花を咲かせている。地域振興に取り組むNPO「ええとこねっと龍神村」による取り組みで、見頃は来週まで続く見通しという。

 同NPOでは、特産品作りや観光振興につなげようとソバを栽培。できたそば粉は、「日本三美人の湯」のつながりから島根県出雲のそば粉、群馬県の小麦粉と合わせて「龍神そば」として販売し、龍神村甲斐ノ川の「そばと農園 和わく」などで使用している。

 今年は龍神村の殿原や甲斐ノ川、柳瀬、安井、福井などの計約2ヘクタールで種をまき、8月下旬から花が咲き始めた。「和わく」の周囲にある畑でも、一面にかわいらしいソバの花が咲いており、畑には観賞ポイントの目印を付けている。

 今年は種まきの前に雑草を刈り取って畑にすき込む作業を2回したことが奏功し、生育は良好といい、関係者は収穫に期待している。

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