岩壁登り上流へ 和歌山県古座川町滝の拝でボウズハゼ
和歌山県古座川町小川の県の名勝・天然記念物「滝の拝」で、ボウズハゼ(ハゼ科)が垂直の岩壁にくっついて滝登りをしている姿が見られる。
県立自然博物館(海南市)によると、ボウズハゼは川で産卵し、生まれるとすぐに海へ下る。3カ月~半年ほどで川を上るようになる。滝の拝で滝登りをしているのは比較的若い個体で、全長8~10センチ程度。最大で20センチを超える。
ボウズハゼの寿命は6~8年。同じコケを食べるアユなどの競争相手のいない環境で生活するため、滝登りをすると考えられている。吸盤のようになっている腹びれや口を使い、体をくねらせながら少しずつ登っている。
岩壁では複数の個体が集まって行動している様子が見られる。自然博物館の平嶋健太郎専門員(51)は「登りやすいルートがあるのだと思う。後ろにいる個体が流されにくいというのもあるのではないか」と話す。
平嶋専門員によると、水温が高くなったときや雨が降って増水したときが観察しやすいという。「足元が滑りやすいので気を付けてほしい。撮影する場合は望遠レンズを使ってほしい」と呼びかけている。
■25日に観察会
熊野自然保護連絡協議会(瀧野秀二会長)は25日午前9時半~11時半、滝の拝でボウズハゼの観察会を開く。事前の申し込みは不要で、参加無料。雨天の場合は中止する。
参加希望者は古座川町小川の道の駅「滝之拝太郎」駐車場に集合すればよい。双眼鏡やメモ、帽子、歩きやすい靴、水筒などを持参する。
問い合わせは協議会事務局の小林眞人さん(0735・54・0331)へ。
県立自然博物館(海南市)によると、ボウズハゼは川で産卵し、生まれるとすぐに海へ下る。3カ月~半年ほどで川を上るようになる。滝の拝で滝登りをしているのは比較的若い個体で、全長8~10センチ程度。最大で20センチを超える。
ボウズハゼの寿命は6~8年。同じコケを食べるアユなどの競争相手のいない環境で生活するため、滝登りをすると考えられている。吸盤のようになっている腹びれや口を使い、体をくねらせながら少しずつ登っている。
岩壁では複数の個体が集まって行動している様子が見られる。自然博物館の平嶋健太郎専門員(51)は「登りやすいルートがあるのだと思う。後ろにいる個体が流されにくいというのもあるのではないか」と話す。
平嶋専門員によると、水温が高くなったときや雨が降って増水したときが観察しやすいという。「足元が滑りやすいので気を付けてほしい。撮影する場合は望遠レンズを使ってほしい」と呼びかけている。
■25日に観察会
熊野自然保護連絡協議会(瀧野秀二会長)は25日午前9時半~11時半、滝の拝でボウズハゼの観察会を開く。事前の申し込みは不要で、参加無料。雨天の場合は中止する。
参加希望者は古座川町小川の道の駅「滝之拝太郎」駐車場に集合すればよい。双眼鏡やメモ、帽子、歩きやすい靴、水筒などを持参する。
問い合わせは協議会事務局の小林眞人さん(0735・54・0331)へ。