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南部が初戦突破 高校野球和歌山大会

和歌山高専-南部 南部は1回2死満塁で檜皮が適時打を放って2点を奪う(17日、和歌山市の紀三井寺球場で)
和歌山高専-南部 南部は1回2死満塁で檜皮が適時打を放って2点を奪う(17日、和歌山市の紀三井寺球場で)
南部対和高専
南部対和高専
 第106回全国高校野球選手権和歌山大会は17日、和歌山市の紀三井寺球場で2回戦があった。第2試合で南部が和歌山高専に勝ち、3回戦に進んだ。

 【17日】

●第2試合(2回戦)
和歌山高専
000 000 000- 0
200 100 30× -6
南部

 〔和〕池田、鳥居享―岡本〔南〕小松、白石―山田(三)大西(南)

 南部は1回、2死満塁で檜皮がフルカウントから2点適時打を放って先制。4回1死一、三塁の場面では、向井が自身も生きるバント安打を決めて追加点を挙げた。7回には2死から連続四球と安打で満塁の好機をつくり、大西が走者一掃の適時三塁打を放ち、試合を決定づけた。

 3安打の活躍を見せた檜皮は「先制の場面では、きれいにバットを出すことができた」と振り返った。

 守りでは、小松、白石が打たせて取る投球を見せ、完封リレーを果たした。

■11人で戦い抜く

 南部は選手11人だが、全員が大きな声を出して盛り上げた。池田哲也監督は「ここまで選手たちに乗せてもらいながらやってきた。感謝している」と試合後に語った。投手交代のタイミングなどは山田康将捕手(3年)らと相談して決めているという。

 チームの要である山田捕手は「先発の小松は徐々に良くなっていたし、白石もいい投球をしてくれた」と振り返り「次戦までの5日間では、試合を意識した練習を重ねたい」と気を引き締めた。

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