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熊野が5年ぶり勝利 紀南勢の初陣飾る 高校野球和歌山大会

熊野―星林 夏5年ぶりの勝利を決め、マウンドの太田(右から2人目)に駆け寄る熊野の選手=11日、紀三井寺球場で
熊野―星林 夏5年ぶりの勝利を決め、マウンドの太田(右から2人目)に駆け寄る熊野の選手=11日、紀三井寺球場で
熊野―星林 テーブル
熊野―星林 テーブル
 第106回全国高校野球選手権和歌山大会は11日、1回戦の2試合があった。第2試合では、熊野が星林に7―4で勝利。夏大会で5年ぶりの白星を飾った。

【11日】

●第2試合(1回戦)
熊野
 000 100 303―7
 000 220 000―4
星林

 〔熊〕太田―寒川奏〔星〕家本―荒木(二)尾﨑、中瀬、寒川奏(熊)、山﨑星(星)

 熊野は4回、古久保の犠飛で先制した。4、5回に2点ずつ奪われて逆転を許したが、7回に寛座、寒川奏、尾﨑の連続安打で同点に追い付いた。9回には、二塁打で出た中瀬を寒川奏が適時二塁打でかえして勝ち越し、相手守備の乱れもあって3点を奪った。

■気持ちを一つに

 熊野は5回終了時、今大会から暑さ対策として導入された10分間のクーリングタイム中に選手たちが「絶対にチャンスはある」「いくぞ」と前向きな言葉を発し続けた。その様子を見ていた吉田茂監督は「後半で逆転できると思った」と振り返った。

 相手打線に12安打を浴びながらも粘投した太田哲雄投手は「緊張や焦りは全くなかった。全員が気持ちを一つにできていたから、自信しかなかった」と笑顔を見せ「次戦以降も一戦必勝でいきたい」と語った。

 アルプス席には保護者らのほか、吹奏楽部やラグビー部、ソフトボール部、空手道部、サポーターズリーダー部の部員らも詰めかけ、声援を送った。

●第1試合(1回戦)
 和歌山北5―1紀北工業



 県高校野球連盟は、12日に予定していた1回戦の初芝橋本―慶風と日高―粉河の2試合を、悪天候のため13日に順延した。同日以降の予定は1日ずつ繰り下げる。19日は公立校で終業式があるため、18日予定の試合は20日にする。

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