和歌山県新宮市消防本部は26日、国の史跡である「新宮城跡」で、高い場所で作業をする訓練を兼ねて石垣の清掃活動に取り組んだ。
この活動は、高所での救助技術を高めるとともに、市のシンボルである新宮城跡を美しくしようと昨年から始めた。
この日は職員12人が訓練に参加。高さ10メートルほどある天守台と本丸の石垣をロープを使って下ったり、はしごで登ったりしながら、石垣の隙間から生えた雑草をはさみや鎌で丁寧に刈り取った。
新宮市消防署の堀切学署長は「市民や観光で訪れた皆さんに美しくなった石垣を見ていただきたい」と話していた。
高さ10メートルほどある新宮城跡の石垣をロープを使って下りながら雑草を刈る消防職員(26日、和歌山県新宮市で)