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【動画】世界遺産を幻想的に 熊野速玉大社で「和傘の灯り」、和歌山

 和歌山県新宮市の世界遺産・熊野速玉大社で3~5日の午後5時半~9時、社殿や境内をライトアップした和傘や光の演出で彩る「和傘の灯(あか)り」がある。新宮商工会議所青年部が来年の世界遺産登録20周年に向けて企画し、1日に試験点灯をした。

 文化財に注目して市の魅力を発信しようと2018年度に始まり、新宮城跡などで開いてきた。速玉大社では初めて。

 速玉大社の参道や社殿前などに約180本の和傘を設置する。映像を投映するプロジェクションマッピングによって神門を彩ったり、参加者の思いや願いを記したちょうちんを並べたりもする。

 青年部の野中亮伸会長(46)は「すごく和傘が映える場所。普段は見られない熊野速玉大社の魅力を感じてほしい」とPRする。上野潤権宮司(43)も「神社は地域コミュニティーの中心であると考えており、この機会にぜひ足を運んでいただけたらうれしい」と話している。

 5日午後4時半からは元「THE BLUE HEARTS」のドラマー・梶原徹也さんと近畿大学新宮高校中学校吹奏楽部の音楽セッションを開催する。

 速玉大社では期間中、夜間も参拝に対応し、七五三参りを受け付けるほか、国宝などを所蔵している神宝館も開館(大人500円、高校生以下無料)する。雨天の場合は和傘の展示のみで、ライトアップはしない。
熊野速玉大社の境内でライトアップされた和傘(1日、和歌山県新宮市で)
熊野速玉大社の境内でライトアップされた和傘(1日、和歌山県新宮市で)
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