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新宮高と新翔高、26年度に統合 和歌山県教委が決定

新宮高校(上)と、新翔高校
新宮高校(上)と、新翔高校
 和歌山県教育委員会は、新宮市の新宮高校と新翔高校の再編整備を進め、2026年度に統合することを決定した。今後、再編の在り方について協議していくが、地域の意見を交えて両校から提出された「再編整備案」を可能な限り実現したいとしている。

 県教委が昨年3月に策定した県立高校再編整備の「原則と指針」には、両校について「地域の教育ニーズに応える1校への再編整備を検討し、着手する」と明記。両校は地域住民を交えて再編の在り方について議論したり、地域に広く意見を募ったりした上で「再編整備案」にまとめ、今年11月7日に県教委に提出していた。

 案では、難関大への進学を支援する「学際探究科」(仮称)や、大人数での学習が不安な生徒らに対応し、支援学校と連携しながら少人数で授業する「自立支援系」(仮称)の新設、積極的に地域行事に参画できるような仕組みづくり、部活動の強化など、生徒や地域の期待に応えられる学校を目指すことを要望している。

 両校の24年度と25年度の入学生は、統合校ではなく、それぞれ入学した高校での卒業となる。

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