佐藤春夫記念館移転へ 26年度にも新宮城跡近くへ
新宮市は、熊野速玉大社(新宮市新宮)の敷地内にある佐藤春夫記念館を、約1キロ離れた同市伊佐田町1丁目へ移転させる方針を明らかにした。2026年度に開館したいという。
移転先となる土地(約千平方メートル)を購入するための費用として4973万円を計上した一般会計補正予算案を、6日に開会する市議会定例会へ提案する。
佐藤春夫(1892~1964)は新宮市出身の作家で、初代名誉市民。
いまの記念館は、東京都文京区にあった佐藤の旧邸宅を移築復元して1989年11月に開館した木造2階建て(延べ床面積232平方メートル)。市によると、雨漏りが生じているほか、収蔵庫も手狭になっている。
移転先は、新宮城跡の近くで、佐藤の自伝小説「わんぱく時代」の舞台となった地域にある。駐車場を広く造れるという点も、この場所を選んだ理由という。
市は2023年度に設計、24年度に工事を進め、引っ越し作業を経て開館させる方針。特徴的な建物で、東京から移築したという経緯もあり、まだ使える建材などは、できるだけそのまま使いたいと考えている。
市では「移転先の近くには熊野古道や旧チャップマン邸、商店街もあり、まちづくりの観点からも最適の場所と考えている。観光客も楽しめるエリアになる」と期待している。
移転先となる土地(約千平方メートル)を購入するための費用として4973万円を計上した一般会計補正予算案を、6日に開会する市議会定例会へ提案する。
佐藤春夫(1892~1964)は新宮市出身の作家で、初代名誉市民。
いまの記念館は、東京都文京区にあった佐藤の旧邸宅を移築復元して1989年11月に開館した木造2階建て(延べ床面積232平方メートル)。市によると、雨漏りが生じているほか、収蔵庫も手狭になっている。
移転先は、新宮城跡の近くで、佐藤の自伝小説「わんぱく時代」の舞台となった地域にある。駐車場を広く造れるという点も、この場所を選んだ理由という。
市は2023年度に設計、24年度に工事を進め、引っ越し作業を経て開館させる方針。特徴的な建物で、東京から移築したという経緯もあり、まだ使える建材などは、できるだけそのまま使いたいと考えている。
市では「移転先の近くには熊野古道や旧チャップマン邸、商店街もあり、まちづくりの観点からも最適の場所と考えている。観光客も楽しめるエリアになる」と期待している。