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梅干し2500個を奉納 本宮大社に田辺の組合

熊野本宮大社に梅干しを奉納する、紀州田辺梅干協同組合の大谷喜則理事長(右)=和歌山県田辺市本宮町で
熊野本宮大社に梅干しを奉納する、紀州田辺梅干協同組合の大谷喜則理事長(右)=和歌山県田辺市本宮町で
 和歌山県田辺・西牟婁の梅加工業者でつくる「紀州田辺梅干協同組合」(大谷喜則理事長)は12日、田辺市本宮町の世界遺産・熊野本宮大社に個包装の梅干し2500個を奉納した。奉納した梅干しは、大社の参拝者らに振る舞われる。


 組合によると、梅に含まれる梅ポリフェノールには新型コロナウイルスの感染を阻害する効果があることから、コロナ禍の収束を祈願し、影響を受けている紀南地域の状況が少しでも好転するよう願いを込めて、梅干しの奉納と振る舞いを企画した。

 12日、組合の大谷理事長(65)ら関係者3人が大社を訪問し、大粒の南高梅を使った特選品の梅干し2500個を奉納した。大社によると、梅干しは13日から、例大祭「本宮祭」の参列者や大社の参拝者らに振る舞っている。

 大谷理事長は「奉納した梅干しを皆さんに食してもらい、健康な毎日を過ごしていただけたら」。大社の九鬼家隆宮司(65)は「組合の思いをしっかりと受け止めて、梅干しを皆さまにお渡ししたい」と話した。

 組合では同様に、田辺市の闘雞神社にも梅干し千個を奉納した。また、駅前の市街地活性化施設「田辺エンプラス」で500個、市観光センターでも200個を配布してもらう予定にしている。

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