地質学から熊野を解説 後さんが「謎解きめぐり」出版
和歌山大学客員教授で、地質学や災害科学を専門とする後誠介さん(68)=那智勝浦町=が「熊野謎解きめぐり 大地がつくりだした聖地」(はる書房)を出版した。奇岩や滝、渓谷など熊野の文化や産業を育んできた自然景観について、地質学の観点からその成り立ちを分かりやすく解説している。
本には「熊野の霊場」「熊野の古道」「熊野の大地のめぐみ」の3章があり、大地の成り立ちと深く関わる熊野の魅力についてQ&A形式で説明している。「熊野あれこれ」「もっと知りたい熊野!」と題したコラムも各所に設けている。
編集には地元紙の記者に協力してもらい、専門の知識を持っていない一般の人の視点を意識。「気軽に、寝っ転がって読めるような熊野の本」を目指したといい、簡潔な文章を心掛け、読みやすいよう文字の大きさや本の構成なども工夫した。専門的な用語や地名などには丁寧に注釈を付けて解説しているほか、地元のイラストレーターと協力して分かりやすく工夫した図やマップなども盛り込んでいる。
後さんは「大地の成り立ちは、私たちの暮らしや文化、産業、宗教などに深く関わっている。本を通して熊野の魅力を広く発信し、地元の人にもこの地域のルーツを知ってもらえたら」と話している。
本はA5判で120ページ。価格は1430円。紀南各地の書店に並んでいる。
本には「熊野の霊場」「熊野の古道」「熊野の大地のめぐみ」の3章があり、大地の成り立ちと深く関わる熊野の魅力についてQ&A形式で説明している。「熊野あれこれ」「もっと知りたい熊野!」と題したコラムも各所に設けている。
編集には地元紙の記者に協力してもらい、専門の知識を持っていない一般の人の視点を意識。「気軽に、寝っ転がって読めるような熊野の本」を目指したといい、簡潔な文章を心掛け、読みやすいよう文字の大きさや本の構成なども工夫した。専門的な用語や地名などには丁寧に注釈を付けて解説しているほか、地元のイラストレーターと協力して分かりやすく工夫した図やマップなども盛り込んでいる。
後さんは「大地の成り立ちは、私たちの暮らしや文化、産業、宗教などに深く関わっている。本を通して熊野の魅力を広く発信し、地元の人にもこの地域のルーツを知ってもらえたら」と話している。
本はA5判で120ページ。価格は1430円。紀南各地の書店に並んでいる。