ふるさと納税の件数、過去最多ペース 白浜町
和歌山県白浜町へのふるさと納税の件数が、過去最多だった昨年度を上回るペースで推移している。町は寄付金をさまざまな施策に充てており、この状況を喜んでいる。
町によると、4~10月の寄付件数は4215件(6219万6千円)。昨年度は同じ7カ月間で1507件(3458万7千円)で、年間では4929件(1億2917万2千円)だった。件数、寄付額ともに昨年度を上回ると町はみている。
件数が増えているのは、返礼品にある塩分を抑えた梅干し(1種)の人気が影響している。大阪府の企業が町内で製造する品。ふるさと納税の新制度によって、町が「地場産品」として扱えるようになり、2019年度に導入した。返礼品ではこのほか、町内で使える旅行クーポンも人気という。
金額が過去最高だったのは17年度の3億2060万5千円。件数が2400件と本年度や昨年度より少ないのは、当時あった「高額返礼」が影響したという。
一方、直近3年間(17~19年度)の町の使途では、コミュニティーバスの運行委託料やスポーツ合宿誘致、道路の維持・補修などの事業に年別で6千万~1億5千万円を充てた。担当者は「間違いなく貴重な財源になっている」と話す。
町では、七つのふるさと納税ポータルサイトを通じて寄付を受け付けている。返礼は約260あるという。
寄付額からサイト運営事業者への委託料を除いた分は基金に積み立てている。町の19年度決算では、残高は5658万6千円だった。
■県内唯一の返礼品も
ふるさと納税のポータルサイト「ふるなび」で白浜町に寄付すれば、町内の宿泊で使えるポイントがもらえるようになった。サイトを運営する東京都内の企業が自治体を絞った上で始めたサービスで、県内では白浜町だけが対象になっている。
ポイントは有効期限がなく、宿泊時に専用のQRコードを使って決済する。現時点で対象施設は11あり、その中から寄付する人が選べる仕組み。
1ポイントは1円分で、寄付者が受け取るのは1万円につき3千ポイント。1回の寄付は2万円から。
町によると、「町内(の対象施設)でしか使えず、返礼率が3割」であるため、ふるさと納税のルールには抵触しないという。
町によると、4~10月の寄付件数は4215件(6219万6千円)。昨年度は同じ7カ月間で1507件(3458万7千円)で、年間では4929件(1億2917万2千円)だった。件数、寄付額ともに昨年度を上回ると町はみている。
件数が増えているのは、返礼品にある塩分を抑えた梅干し(1種)の人気が影響している。大阪府の企業が町内で製造する品。ふるさと納税の新制度によって、町が「地場産品」として扱えるようになり、2019年度に導入した。返礼品ではこのほか、町内で使える旅行クーポンも人気という。
金額が過去最高だったのは17年度の3億2060万5千円。件数が2400件と本年度や昨年度より少ないのは、当時あった「高額返礼」が影響したという。
一方、直近3年間(17~19年度)の町の使途では、コミュニティーバスの運行委託料やスポーツ合宿誘致、道路の維持・補修などの事業に年別で6千万~1億5千万円を充てた。担当者は「間違いなく貴重な財源になっている」と話す。
町では、七つのふるさと納税ポータルサイトを通じて寄付を受け付けている。返礼は約260あるという。
寄付額からサイト運営事業者への委託料を除いた分は基金に積み立てている。町の19年度決算では、残高は5658万6千円だった。
■県内唯一の返礼品も
ふるさと納税のポータルサイト「ふるなび」で白浜町に寄付すれば、町内の宿泊で使えるポイントがもらえるようになった。サイトを運営する東京都内の企業が自治体を絞った上で始めたサービスで、県内では白浜町だけが対象になっている。
ポイントは有効期限がなく、宿泊時に専用のQRコードを使って決済する。現時点で対象施設は11あり、その中から寄付する人が選べる仕組み。
1ポイントは1円分で、寄付者が受け取るのは1万円につき3千ポイント。1回の寄付は2万円から。
町によると、「町内(の対象施設)でしか使えず、返礼率が3割」であるため、ふるさと納税のルールには抵触しないという。