農業遺産を動画で発信へ 神島高生がリポーター
世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」が2015年12月に認定されて5年を迎えるのを記念し、和歌山県のみなべ・田辺地域世界農業遺産推進協議会が、農業遺産の取り組みや地域の団体などを紹介するPR動画を作っている。「梅システムマイスター」になった神島高校の生徒がリポーターとなって取材しており、動画は12月15日から配信予定にしている。
江戸時代から400年以上にわたって高品質な梅を持続的に生産してきた梅システムが、次世代に受け継がれるべき重要な伝統的農業、農村文化などとして国連食糧農業機関(FAO)によって世界農業遺産に認定されている。
今回の動画のテーマは「つなげよう未来へのバトン」。これまでの協議会や地域の取り組み、地域で活動する生産者や団体などの情報を広く発信し、梅システムの認知度アップにつなげたいと考えている。
大学と連携した講座で世界農業遺産を説明、活用できる人材を育成し「梅システムマイスター」として任命する事業もあり、マイスターになった神島高校3年の中松來伽さんと井上実優さんの2人が動画のリポーターをしている。
1回目の取材は10月。みなべ町清川で紀州備長炭製炭士の原正昭さんや、梅農家の小田修さん、梅システムを大学生や高校生が下の世代に伝える取り組みを進める上野章さんらを取材した。今月9日は2回目として、真砂充敏田辺市長や小谷芳正みなべ町長にインタビューした。
中松さんは「普段の生活では農業との関わりがなかったけれど、地元の農業遺産を知ることができる。もっと自分の周りにも知ってもらえるようになれば」、井上さんは「こういうリポーターは初めてで最初は緊張したけれど、良い経験になった。いろいろな地域の人の関わりやつながりを知ることができたし、もっと次の世代に伝えていけたら」と話した。今後、田辺市内の農家や団体などにも取材する計画にしている。
動画は1回5分程度で、複数回に分けて、12月15日から来年2月末までにかけて全動画を配信完了する予定にしている。
江戸時代から400年以上にわたって高品質な梅を持続的に生産してきた梅システムが、次世代に受け継がれるべき重要な伝統的農業、農村文化などとして国連食糧農業機関(FAO)によって世界農業遺産に認定されている。
今回の動画のテーマは「つなげよう未来へのバトン」。これまでの協議会や地域の取り組み、地域で活動する生産者や団体などの情報を広く発信し、梅システムの認知度アップにつなげたいと考えている。
大学と連携した講座で世界農業遺産を説明、活用できる人材を育成し「梅システムマイスター」として任命する事業もあり、マイスターになった神島高校3年の中松來伽さんと井上実優さんの2人が動画のリポーターをしている。
1回目の取材は10月。みなべ町清川で紀州備長炭製炭士の原正昭さんや、梅農家の小田修さん、梅システムを大学生や高校生が下の世代に伝える取り組みを進める上野章さんらを取材した。今月9日は2回目として、真砂充敏田辺市長や小谷芳正みなべ町長にインタビューした。
中松さんは「普段の生活では農業との関わりがなかったけれど、地元の農業遺産を知ることができる。もっと自分の周りにも知ってもらえるようになれば」、井上さんは「こういうリポーターは初めてで最初は緊張したけれど、良い経験になった。いろいろな地域の人の関わりやつながりを知ることができたし、もっと次の世代に伝えていけたら」と話した。今後、田辺市内の農家や団体などにも取材する計画にしている。
動画は1回5分程度で、複数回に分けて、12月15日から来年2月末までにかけて全動画を配信完了する予定にしている。