和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月24日(日)

道路工事の進捗SNSで発信 紀南河川国道事務所

紀南河川国道事務所のツイッター(8月12日投稿)
紀南河川国道事務所のツイッター(8月12日投稿)
 国土交通省紀南河川国道事務所(和歌山県田辺市中万呂)が、整備中の道路の工事状況をツイッターで発信している。若手職員でつくる広報チームの取り組みで、他の会員制交流サイト(SNS)も活用する。事務所では「事業の進捗(しんちょく)状況を知ってもらうきっかけになれば」と話している。

■田辺西バイパスも

 事務所はツイッター公式アカウントで、早期開通に向けて整備が進む田辺西バイパス(田辺市稲成町―同市芳養町、延長3・8キロ)▽すさみ串本道路(すさみ町江住―串本町サンゴ台、延長19・2キロ)▽新宮紀宝道路(新宮市あけぼの―三重県紀宝町、延長2・4キロ)▽奥瀞道路(3期=北山村小松―同村下尾井、延長3・4キロ)―の工事状況を8月から投稿し始めた。9月以降も月に1度、現場で撮影した写真を載せるという。

 昨年8月、ツイッター上でどんな投稿が見たいかアンケートを取ったところ、回答者の6割近くが「工事の進捗状況」と答えたことがきっかけになった。

 広報チームは採用3年以内の若手で構成しており、本年度は10人。ツイッター以外にインスタグラムでも情報を発信しているほか、今後は定点カメラで撮影した工事の進み具合を早送りする「タイムラプス」の映像もユーチューブに投稿する予定という。

 広報チームリーダーの田中達也さん(33)は「事務所では道路だけでなく河川管理や防災、交通安全対策にも取り組んでいる。SNSを通じ、そうした仕事の内容も知ってもらいたい」と話している。ツイッターのフォロワーは7日現在で1543人。他の河川国道事務所よりも多くしたいという。