川添茶、出来栄え上々 白浜町市鹿野で茶摘み始まる
和歌山県白浜町市鹿野地区の茶畑で27日、香り高い煎茶として知られる「川添茶」の茶摘みが始まった。作柄は平年並みという。一番茶は5月上旬まで、二番茶は6月下旬にかけて収穫される。
市鹿野とその周辺地は、多雨で朝霧が発生する地形に加え、昼夜の気温差が大きく、茶葉の栽培に適しており、江戸時代から産地として知られる。
収量が多く質の良い「ヤブキタ」という品種を中心に、計8戸の農家が約4ヘクタールで育てている。今月の寒の戻りで新芽の発芽と伸びが平年より3日遅いという。
同日、地元の小山富也さん(83)らは持ち運びができる可搬式摘採機を使い、2人一組になって新芽を刈り取った。
町の地域おこし協力隊員として市鹿野地区で川添茶の生産に取り組んでいる福永光展さん(27)=鹿児島県霧島市出身=が収穫作業を手伝った。出来栄えは上々という。
収穫した生葉は、近くの製茶工場へ持ち込み、約8割が静岡県の茶市場へ出荷される。残りは田辺市内の製茶業者で商品化され、大型連休明けから田辺市内の茶専門店や一部のスーパーなどに並ぶ。
全体の生葉の収量は昨年並みの12トンを見込んでいる。
市鹿野とその周辺地は、多雨で朝霧が発生する地形に加え、昼夜の気温差が大きく、茶葉の栽培に適しており、江戸時代から産地として知られる。
収量が多く質の良い「ヤブキタ」という品種を中心に、計8戸の農家が約4ヘクタールで育てている。今月の寒の戻りで新芽の発芽と伸びが平年より3日遅いという。
同日、地元の小山富也さん(83)らは持ち運びができる可搬式摘採機を使い、2人一組になって新芽を刈り取った。
町の地域おこし協力隊員として市鹿野地区で川添茶の生産に取り組んでいる福永光展さん(27)=鹿児島県霧島市出身=が収穫作業を手伝った。出来栄えは上々という。
収穫した生葉は、近くの製茶工場へ持ち込み、約8割が静岡県の茶市場へ出荷される。残りは田辺市内の製茶業者で商品化され、大型連休明けから田辺市内の茶専門店や一部のスーパーなどに並ぶ。
全体の生葉の収量は昨年並みの12トンを見込んでいる。