熊野男子が5位(団体組手) 全国高校空手選抜大会、創部20周年で初、和歌山
和歌山市のビッグホエールで3月24~27日にあった全国高校空手道選抜大会(全日本空手道連盟主催、全国高校体育連盟共催)で、熊野(上富田町朝来)が男子団体組手で5位に入賞した。空手競技の全国大会で熊野が入賞するのは初めて。創部20周年の節目に歴史をつくった。
男子団体組手は5人制で、63校が出場。トーナメントで優勝を争った。
熊野は1回戦で青森明の星(青森)、2回戦では登米総合産業(宮城)にそれぞれ4勝1敗で勝利。8強進出を懸けた3回戦では星城(愛知)と対戦した。
3勝した方が勝ち上がる試合で、先鋒(せんぽう)、次鋒が連敗。後がない中、続く中堅、副将、大将が3連勝する逆転劇を見せた。準々決勝は浪速(大阪)に敗れた。
3回戦で中堅だった山口和起主将(3年)は「3回戦は勝ちたい気持ちが相手より勝っていたと思う。後がない中での試合も不安はなかった。節目の年に結果を残せたことがうれしい」と話した。3回戦で大将を務めた田中晴渡選手(3年)は「不安はあったが、直前に亀井大雅監督から『楽しんでこい』と言われ、落ち着くことができた」と振り返った。
■結束が力に
宮地良斉顧問(49)は「選手たちに力はあるが、結果を残せていなかった。ずっと目標にしていた『全国大会での入賞』が果たせて良かった」と話す。
大会の運営役も務めた宮地顧問によると、熊野の運動部の生徒たちは、開会式で参加校のプラカードを持つなど、さまざまな作業をこなした。試合の時間にはラグビー部や野球部、バスケットボール部などの部員が駆け付け、大声援を送った。山口主将は「声援がとても力になった」といい、宮地顧問は「大会を通して熊野のチームワークを発揮できた」と胸を張った。
男子団体組手は5人制で、63校が出場。トーナメントで優勝を争った。
熊野は1回戦で青森明の星(青森)、2回戦では登米総合産業(宮城)にそれぞれ4勝1敗で勝利。8強進出を懸けた3回戦では星城(愛知)と対戦した。
3勝した方が勝ち上がる試合で、先鋒(せんぽう)、次鋒が連敗。後がない中、続く中堅、副将、大将が3連勝する逆転劇を見せた。準々決勝は浪速(大阪)に敗れた。
3回戦で中堅だった山口和起主将(3年)は「3回戦は勝ちたい気持ちが相手より勝っていたと思う。後がない中での試合も不安はなかった。節目の年に結果を残せたことがうれしい」と話した。3回戦で大将を務めた田中晴渡選手(3年)は「不安はあったが、直前に亀井大雅監督から『楽しんでこい』と言われ、落ち着くことができた」と振り返った。
■結束が力に
宮地良斉顧問(49)は「選手たちに力はあるが、結果を残せていなかった。ずっと目標にしていた『全国大会での入賞』が果たせて良かった」と話す。
大会の運営役も務めた宮地顧問によると、熊野の運動部の生徒たちは、開会式で参加校のプラカードを持つなど、さまざまな作業をこなした。試合の時間にはラグビー部や野球部、バスケットボール部などの部員が駆け付け、大声援を送った。山口主将は「声援がとても力になった」といい、宮地顧問は「大会を通して熊野のチームワークを発揮できた」と胸を張った。