旅館の業務を体験 高校生、将来の参考に、和歌山県白浜
和歌山県白浜町の白浜温泉旅館協同組合は、町内8カ所の宿泊施設で、地元の高校生を対象にした職業体験プログラムを初めて実施した。宿泊施設での仕事に興味がある生徒21人が、館内案内やフロント業務、レストラン業務などを体験し、将来の職業選択の参考にした。
地元で暮らす若者に宿泊施設で働く楽しさを知ってもらい、体験から得た率直な意見を聞くことで、若者が働きたくなるような施設にしようと、3月24~30日に開催した。町の支援を受けた事業で、教育会社「TODAY(トゥデイ)」(田辺市)が運営した。
生徒たちは、白浜の観光業などについての事前学習を受けた後、各施設に分かれ、食事の用意を手伝ったり、宿泊客の荷物を運んだりするなど、さまざまな業務を体験。施設経営者らと意見交換をしたり、町内の観光施設をバスで巡ったりもした。
田辺高校新3年生の濵本鈴蘭さん(17)と榎本友香さん(17)は、「家族とすごす白浜の宿 柳屋」で、レストランの仕事を手伝ったり、掃除をしたりした。
濵本さんは「お客さんに喜んでもらおうというスタッフの皆さんの細かい気配りに驚いた」と言い、榎本さんは「お客さんがゆっくりと宿でくつろぐ一方で、スタッフの皆さんが裏で懸命に働いていることがよく分かった」と話した。
生徒に仕事を教えた「柳屋」若女将の湯川智美さん(38)は「皆さん明るくとても積極的だった。思っていた以上に仕事に対する熱意を感じた」と語った。
職業体験プログラムの発起人で「柳屋」会長の湯川喜代信さん(71)は「生徒たちが、将来どんな仕事に就くにしても、この体験はきっと何かの役に立つはず。私たちも多くのことを学べた。今後も続けていきたい」と話した。
地元で暮らす若者に宿泊施設で働く楽しさを知ってもらい、体験から得た率直な意見を聞くことで、若者が働きたくなるような施設にしようと、3月24~30日に開催した。町の支援を受けた事業で、教育会社「TODAY(トゥデイ)」(田辺市)が運営した。
生徒たちは、白浜の観光業などについての事前学習を受けた後、各施設に分かれ、食事の用意を手伝ったり、宿泊客の荷物を運んだりするなど、さまざまな業務を体験。施設経営者らと意見交換をしたり、町内の観光施設をバスで巡ったりもした。
田辺高校新3年生の濵本鈴蘭さん(17)と榎本友香さん(17)は、「家族とすごす白浜の宿 柳屋」で、レストランの仕事を手伝ったり、掃除をしたりした。
濵本さんは「お客さんに喜んでもらおうというスタッフの皆さんの細かい気配りに驚いた」と言い、榎本さんは「お客さんがゆっくりと宿でくつろぐ一方で、スタッフの皆さんが裏で懸命に働いていることがよく分かった」と話した。
生徒に仕事を教えた「柳屋」若女将の湯川智美さん(38)は「皆さん明るくとても積極的だった。思っていた以上に仕事に対する熱意を感じた」と語った。
職業体験プログラムの発起人で「柳屋」会長の湯川喜代信さん(71)は「生徒たちが、将来どんな仕事に就くにしても、この体験はきっと何かの役に立つはず。私たちも多くのことを学べた。今後も続けていきたい」と話した。