和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月17日(火)

奥みなべ梅林も満開 予定早めて開園

見頃を迎え、開園した奥みなべ梅林。左端が直売所を設けている受領会館(10日、和歌山県みなべ町東本庄で)
見頃を迎え、開園した奥みなべ梅林。左端が直売所を設けている受領会館(10日、和歌山県みなべ町東本庄で)
受領会館に設けた直売所では梅干しをはじめ地元産品を販売している
受領会館に設けた直売所では梅干しをはじめ地元産品を販売している
 和歌山県みなべ町東本庄の受領地区にある「奥みなべ梅林」が10日に開園した。当初は16日からを予定していたが、開花が早く、前倒しした。満開を迎え、訪れた観梅客も直売所で買い物したり、集落を白く染める花を眺めたりして楽しんでいる。


 里山に広がる梅畑を散策しながら見て楽しんでもらおうと、地元の「受領梅遊びグループ」が中心となって運営し、受領会館前には直売所を開いている。

 10日は、東京都の赤津しのぶさん(47)と堀いずみさん(49)の2人が、交流があるグループメンバーの二葉美智子さん(61)宅に泊まって訪れ、花を見たり、梅の木の剪定(せんてい)や梅染め体験をしたりして満喫した。

 堀さんは「梅がどんなふうに作られているのか関心があった。山の上の方までこれだけ一面の梅の花の景色を見たのは初めて。環境が素晴らしい」、赤津さんも「地域挙げて開いているところが良い。梅の収穫時季にもまた体験に来たい」と話した。

 梅林によると12日現在、山の上の方の開花も進み「早く見に来ていただけたら」という。

 直売所は3月1日までする予定。直売所が開いている時間は午前10時~午後4時で梅干し、蜂蜜、米、梅コロッケ、餅、赤飯、すしなど地元産品を販売。梅うどん(500円)やコーヒー(200円)もある。

 また、水・土・日曜と祝日限定で地元食材を使った農家ランチ(要予約、1500円)も提供している。21、23日は梅染めの体験もある。

 予約や問い合わせは、グループの東栄子さん(090・9092・5937)へ。