和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年01月02日(木)

「新成人」過去最少 95年から半減8244人、来年の和歌山県内

2025年20歳を祝う式典の参加対象者〈和歌山県印南町以南〉
2025年20歳を祝う式典の参加対象者〈和歌山県印南町以南〉
 2025年の和歌山県内の「新成人」は8244(男4241、女4003)人で、調査を始めた1983年以降で最少となった。減少は8年連続。最多だった95年の1万5979人から半減している。


 2022年4月に成年年齢が20歳から18歳に引き下げられたが、県内の市町村では従来通り開催年度に20歳を迎える人を式典の参加対象としている。式典の名称については「成人式」をやめて「二十歳の集い」や「二十歳を祝う式典」などに変更した。

 式典の参加対象者は04年4月2日~05年4月1日生まれ。古座川町と太地町は8月に式典を開くため、来年度20歳となる05年4月2日~06年4月1日生まれが対象となる。

 対象者数は1995年以降の30年間減少傾向にある。2025年は前年より401人少ない。市町村別で最も多いのは和歌山市の3148人(前年比159人減)。次いで岩出市656人(14人減)、田辺市590人(5人増)、橋本市508人(30人減)、紀の川市507人(14人減)などとなっている。北山村は25年の対象者がいないため式典がない。

 紀南の市町の開催日は1月3、4日に集中している。会場は文化会館などの公営施設がほとんどだが、白浜町は町内にあるレジャー施設「アドベンチャーワールド」で開く。

 田辺市では12日に市全体の式典があるが、それとは別に地区独自の式典も開かれる。大塔(対象者19人)が1月3日、芳養町(56人)が1月12日にある。本宮町は来年度20歳になる10人を対象に8月13日に開く予定。