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2024年11月17日(日)

西野七瀬、涙をこぼすほどの“ラブレター案件”「『無』になって動きました」地元・大阪で語る

MOVIX八尾で『君の忘れ方』舞台あいさつに登壇した(左から)作道雄監督、西野七瀬
MOVIX八尾で『君の忘れ方』舞台あいさつに登壇した(左から)作道雄監督、西野七瀬
 俳優の西野七瀬(30)が16日、地元・大阪のMOVIX八尾で行われた映画『君の忘れ方』(来年1月17日公開)の特別上映会に登場。西野は八尾市の隣町出身で、茨木市出身の作道雄監督とともに、“凱旋”となった。

【写真】西野七瀬が“八尾アリ”に凱旋!

 『君の忘れ方』は、大切な人の喪失からの再生を描いたヒューマンドラマ。森下昴(坂東龍汰)は付き合って3年が経つ恋人・美紀(西野)との結婚を間近に控えていたが、美紀が交通事故で亡くなってしまう。悲しみは癒えないと思っていたが、ある不思議な体験を通して、昴は美紀の死と向き合っていくようになるというストーリー。

 キャスティングについて、作道監督は「『君の忘れ方』のタイトルの『君』こそ、西野さんが演じた美紀です。映画の中で、亡くなってしまって、たとえずっと出てこなかったとしても、観客が『君』のことを常に想像できるくらいの存在感のある人。そして、可憐で儚いイメージのある人。これが僕にとって、まさに西野七瀬さんでした」と説明。

 対して、西野は「監督から、出演をオファーされた時にお手紙をもらったんです」と回想。作道監督が「それくらい、思いは強かったんで!」と力説すると、西野は「直筆じゃなかったんですけど」と笑いを誘った。

 劇中で、美紀はまぼろしとなって昴の前に現れる。西野は「今まで演じたことない“まぼろし”はチャレンジでした。まず、美紀の意思で出ているのか、昴の意思で出ているのか、監督と坂東龍汰さんと打ち合わせをして、あくまで昴の意思だと、みんなで決めました。あくまで幻影として、心情はいらないというか、『無』になって動きました。歩くのが難しかったです」と振り返った。

 作道監督は、“生きている時の美紀”がガラス越しで描かれるなど、美紀のキャラクターにこだわったと吐露。あるシーンでは「西野さんが涙をこぼされて」と明かした。「また、西野さんが(まぼろしを表現するために)まばたきをしていなかったんです」とも明かした。

 西野は「生身ではないまぼろしという役を演じるために、思いついたのは、まぼろしの時はまばたきなしで演じることでした」と渾身の演技。一方、劇中でキーになるカレーについて「(プライベートでは)チキンカレーが好きで、トマトが入っているとうれしい」と笑顔で語っていた。

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