早川氏が出馬表明 和歌山県みなべ町の町長選
小谷芳正町長の死去に伴う和歌山県みなべ町長選(9月24日告示、29日投開票)に、会社役員の早川正志氏(72)=東吉田=が26日、無所属で立候補すると表明した。5選目を目指すも今月7日に死去した小谷町長の後援会から出馬の要請を受けた。
田辺市役所の記者室で会見した早川氏は「21日に要請を受け、立候補を決めた。小谷前町長は長年の友人だった。小谷町政を継承しつつ、民間企業の経営経験を生かして、町政に新しい風を吹きこみたい」と意気込みを語った。
父が町議会議員で町のために努力してきた姿を見てきたことや、長年旧南部町長だった故山崎繁雄氏は叔父であり、政治が身近な存在だったと述べた。
「次世代への提言」を公約として発表。防災は、命を守る安全第一の対策が必要だと強調し、現在指定されている避難場所は、雨風や暑さ、寒さまで考えられていないとして、昼夜や季節を想定した見直しが必要だと語った。
また、30~40代の離職率の増加を挙げ、働き方改革を明言。仕事と子育てが両立しやすい職場環境づくりを役場から進め、役場を「モデル事業」として民間企業に広げていきたいとした。労働人口や労働力の減少に備えて、AIやIoTなどシステム化を導入し、業務の軽減を目指すことにも取り組むと述べた。
町の主産業である梅産業については「民間企業での人脈を生かし、海外に販路を広げていきたい」と語った。
第2次みなべ町長期総合計画(2017~26年)は「町の課題、町をどうしていかなければならないかが網羅され、素晴らしい計画が立てられている。だが、本当に実現できるのか疑問に思う部分もある」とし、何を、いつまで、どのようにできるか実行計画を策定し、実現していくとした。
早川氏は南部高校卒。みなべ町気佐藤の総合活性炭メーカー「ミナベ化工」の特別顧問。南部高校野球部の元監督。
町長選は、立候補を表明していた信用金庫職員の平松重孝氏(52)=東岩代=が取りやめたことで、元町議で梅農園代表の山本秀平氏(32)=晩稲=との一騎打ちになる公算が大きい。選挙戦となれば2004年の新町誕生以来、20年ぶりとなる。
■平松氏、出馬取りやめ
平松重孝氏は26日までに、出馬を取りやめた。本紙の取材に答え、取りやめた理由について「諸般の事情」とだけ答えた。
田辺市役所の記者室で会見した早川氏は「21日に要請を受け、立候補を決めた。小谷前町長は長年の友人だった。小谷町政を継承しつつ、民間企業の経営経験を生かして、町政に新しい風を吹きこみたい」と意気込みを語った。
父が町議会議員で町のために努力してきた姿を見てきたことや、長年旧南部町長だった故山崎繁雄氏は叔父であり、政治が身近な存在だったと述べた。
「次世代への提言」を公約として発表。防災は、命を守る安全第一の対策が必要だと強調し、現在指定されている避難場所は、雨風や暑さ、寒さまで考えられていないとして、昼夜や季節を想定した見直しが必要だと語った。
また、30~40代の離職率の増加を挙げ、働き方改革を明言。仕事と子育てが両立しやすい職場環境づくりを役場から進め、役場を「モデル事業」として民間企業に広げていきたいとした。労働人口や労働力の減少に備えて、AIやIoTなどシステム化を導入し、業務の軽減を目指すことにも取り組むと述べた。
町の主産業である梅産業については「民間企業での人脈を生かし、海外に販路を広げていきたい」と語った。
第2次みなべ町長期総合計画(2017~26年)は「町の課題、町をどうしていかなければならないかが網羅され、素晴らしい計画が立てられている。だが、本当に実現できるのか疑問に思う部分もある」とし、何を、いつまで、どのようにできるか実行計画を策定し、実現していくとした。
早川氏は南部高校卒。みなべ町気佐藤の総合活性炭メーカー「ミナベ化工」の特別顧問。南部高校野球部の元監督。
町長選は、立候補を表明していた信用金庫職員の平松重孝氏(52)=東岩代=が取りやめたことで、元町議で梅農園代表の山本秀平氏(32)=晩稲=との一騎打ちになる公算が大きい。選挙戦となれば2004年の新町誕生以来、20年ぶりとなる。
■平松氏、出馬取りやめ
平松重孝氏は26日までに、出馬を取りやめた。本紙の取材に答え、取りやめた理由について「諸般の事情」とだけ答えた。