和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月17日(火)

梅の開花始めは2月上旬予想 みなべ町

調査のために集めたつぼみのついた小枝
調査のために集めたつぼみのついた小枝
 和歌山県みなべ町で25日、町内の2020年産南高梅を対象とした「ウメ花芽伸長調査」があった。開花始めは2月上旬と予測。伸長率(町内の平均)は昨年同時期よりも低い。

 調査は町うめ課とJA紀州みなべ営農販売センター、日高振興局農業水産振興課の職員3人が、南部地区から清川地区まで25カ所の梅園地の基準木の小枝から、それぞれ30個のつぼみを取り、一つ当たりの重量を測って開花時期を予測した。開花始めは全体の20%が開花した日、満開は全体の80%が開花した日としている。

 つぼみの重さの町内全体の平均値は11・7ミリグラム。昨年同時期(12・7ミリグラム)と比べて92%の伸長率だった。過去10年の平均値(14ミリグラム)と比べると84%。この結果から、現時点で予測される開花始めを2月上旬から、満開期を2月中旬以降とした。

 地区別にみると、南部12・4ミリグラム(前年同期比124%)、上南部9・8ミリグラム(同119%)、高城16・2ミリグラム(同68%)、清川11・2ミリグラム(同58%)だった。

 ウメ花芽伸長調査は、1月中にも2回実施する予定という。