和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月27日(水)

鐘突き平和祈る、みなべの寺

犠牲者の冥福と平和を祈念して鐘を突く参加者(和歌山県みなべ町清川で)
犠牲者の冥福と平和を祈念して鐘を突く参加者(和歌山県みなべ町清川で)
 広島原爆忌の6日と長崎原爆忌の9日、和歌山県みなべ町清川の本誓寺で平和の鐘を鳴らす行事があり、参加者が鐘を打ち鳴らし、犠牲者の冥福と世界平和を祈った。

 同寺では、6月23日の沖縄慰霊の日と8月15日の終戦記念日にも平和の鐘を突いている。

 長崎原爆忌では、第2次世界大戦で原爆が長崎に投下された9日午前11時2分に合わせ、赤松宗典前住職(75)が読経し、鐘をゆっくりと突いて手を合わせた。その後、参加者3人も順番に鐘を響かせた。

 参加した「みなべ九条の会」代表の川口武さん(74)は「世界ではいまなお戦争が起こっている。戦争がなくなるよう、日本で戦争が始まることがないようにとの思いを込めた」と話した。