獅子舞団に女性初参加 伝統継承、新たな担い手、和歌山・上富田の八上神社
和歌山県上富田町岡、八上神社の秋祭り(22、23日)で舞う「岡の獅子舞」の獅子舞団に、女性2人が加わった。岡の獅子舞は、安政年間(1854~60)に古座流を取り入れたとされ、県無形民俗文化財に指定されている。獅子舞団によると、女性の参加は初めてといい、伝統継承の新たな担い手に周囲も喜んでいる。
地元の会社員、井上未來さん(19)が友人の公務員、原ひなたさん(19)を誘って参加。今月5日から、先輩の指導を受けながら練習を重ねてきた。井上さんは獅子頭をかぶって舞う。父が団員で幼い時から祭りになじみ、獅子舞をやりたいと思っていた。原さんは太鼓をたたく。練習に参加して、太鼓のかっこよさに引き付けられた。
獅子舞団団長の切畑仁志さん(50)は「社会情勢が多様化しており、柔軟な考え方で対応していければよいし、長年続く伝統文化を絶やしてはいけないという思いがある。男女問わず、やる気がある人の参加は大変ありがたい」と喜ぶ。
21日から、各戸を回る「門(かど)まわし」に出ており、22日の宵宮は神社神殿での奉納を担う。23日の本宮の獅子舞奉納は今回は出番がないが、来年はできるようになるのではないかという。
原さんは「短期間で覚えるのは大変だったけれど、皆優しいし、できるようになると楽しい。うまくいくと達成感があってもっと練習したいと思う」と意欲を見せ、井上さんは「今まで見る側だったけれど、獅子頭は重いし、普段使わない筋肉を使うし、姿勢も初めてで、こんなにしんどいものなんだと実感した。見る人を魅了できるような舞をしたい」と抱負を語った。
地元の会社員、井上未來さん(19)が友人の公務員、原ひなたさん(19)を誘って参加。今月5日から、先輩の指導を受けながら練習を重ねてきた。井上さんは獅子頭をかぶって舞う。父が団員で幼い時から祭りになじみ、獅子舞をやりたいと思っていた。原さんは太鼓をたたく。練習に参加して、太鼓のかっこよさに引き付けられた。
獅子舞団団長の切畑仁志さん(50)は「社会情勢が多様化しており、柔軟な考え方で対応していければよいし、長年続く伝統文化を絶やしてはいけないという思いがある。男女問わず、やる気がある人の参加は大変ありがたい」と喜ぶ。
21日から、各戸を回る「門(かど)まわし」に出ており、22日の宵宮は神社神殿での奉納を担う。23日の本宮の獅子舞奉納は今回は出番がないが、来年はできるようになるのではないかという。
原さんは「短期間で覚えるのは大変だったけれど、皆優しいし、できるようになると楽しい。うまくいくと達成感があってもっと練習したいと思う」と意欲を見せ、井上さんは「今まで見る側だったけれど、獅子頭は重いし、普段使わない筋肉を使うし、姿勢も初めてで、こんなにしんどいものなんだと実感した。見る人を魅了できるような舞をしたい」と抱負を語った。