和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月22日(日)

「白浜がちゃ」完成 10日から販売、地元中学生が考案、和歌山

「白浜がちゃ」を手にする白浜中学校の生徒(5日、和歌山県白浜町で)
「白浜がちゃ」を手にする白浜中学校の生徒(5日、和歌山県白浜町で)
 和歌山県白浜町の魅力を多くの人に知ってもらおうと地元白浜中学校の2年生36人が考案したご当地カプセルトイ「白浜がちゃ」が完成した。パンダ、円月島などの絵柄が入ったキーホルダー6種類。10日から、町内の観光施設で販売される。税込み1個500円。

 持続可能なまちづくりを目指してアドベンチャーワールドを運営するアワーズ(本社・大阪府松原市)などの民間企業など7社が4月18日に発足させた地域コミュニティー「白浜コネクトプロジェクト」が企画、運営する取り組み。

 生徒たちは「がちゃを通してさまざまな人とつながりたい」と、計12回の総合学習授業で考えて提案。「白浜カタチ旅守キーホルダー」として商品化された。生徒たちの「安全に楽しく、旅ができますように」との思いが込められている。6種類のうち5種類は町産ヒノキ製で、レアグッズの「パンダ」のみ竹製。

 カプセルトイマシンは、アドベンチャーワールド、JR白浜駅構内の紀伊半島観光情報ステーション、三段壁洞窟、ホテルシーモアの4カ所に設置する。約1万個販売し、収益の一部は、学生が今後企画するまちづくりイベントなどで活用する予定。

 「白浜がちゃ」のお披露目会が5日、白浜中学校であり、生徒たちが一番に「白浜がちゃ」を入手した。生徒の一人は「商品を考えるのが楽しかった。いろいろと体験できて良かった」と話した。

 9月からは串本古座高校(串本町)2年生が「串本がちゃ」を考える予定。