和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月19日(火)

【動画】笠鉾の明かり 人々魅了 旧会津橋で引きそろえ、紀州三大祭り「田辺祭」

旧会津橋に引きそろえられた笠鉾や衣笠(24日、和歌山県田辺市本町で)
旧会津橋に引きそろえられた笠鉾や衣笠(24日、和歌山県田辺市本町で)
 和歌山県田辺市東陽、闘雞神社の例大祭「田辺祭」(県無形民俗文化財)の宵宮が24日に営まれ、各地区の笠鉾(かさほこ)や衣笠(きぬがさ)が街中を巡行した。夜には旧会津橋で「引きそろえ」があり、明かりが川面を照らし、幻想的な光景で人々を魅了した。

 笠鉾や衣笠は夕方、神社鳥居前の参道に引きそろい、「住矢の走り」や「鳥居前の勤め」を営んだ。その後、神社を出発し、お囃子(はやし)やかけ声を響かせながら、旧会津橋に向かい、橋の上に並んだ。

 ちょうちんや電飾の明かりが会津川を彩り、多くの見物人が写真を撮るなどして見とれていた。

 引きそろえを初めて見たという、上富田町南紀の台、藤澤みゆきさん(37)は長男、巧君(8)と見物し「伝統ある祭りだということを知ったし、見応えがあり、きれいだった」と言い、楽しんだ様子だった。