田辺が10年ぶり8強 南部は海南に惜敗、高校野球和歌山大会
第106回全国高校野球選手権和歌山大会は22日に和歌山市の紀三井寺球場で3回戦があった。田辺が新宮・新翔連合に延長10回タイブレークの接戦で勝って8強入り。南部は海南に惜敗した。
【22日】
●第2試合(3回戦)
新宮・新翔連合
010 200 050 0-8
000 601 001 1× -9
田辺
(延長10回タイブレーク)
〔連〕坂地、築紫―引地〔田〕寺西、太田、山本陣―前田、松本(二)坂地(連)、山本結(田)
連合の3点リードで迎えた4回、田辺は連続安打などで打者一巡して6得点。6回にも追加点を奪って終盤に入ったが、連合は8回に2点スクイズを決めるなど5得点し、試合をひっくり返した。田辺は9回2死二塁の場面で柳田が適時打を放ち、土壇場で追い付いて延長戦に突入した。
幕切れは劇的だった。田辺は10回、無死満塁で尾﨑がバント。浮き上がった打球は一塁線ぎりぎりのフェアゾーンで止まり、内野安打となった。「ファールになる」と思って捕球を見送った連合のバッテリーは、苦笑するしかなかった。
田辺主将の山本結(3年)は「暑さで集中が切れていたところもあったが、接戦を勝ち切ることができ、自信になる」と話した。田辺の8強入りは10年ぶり26回目。
■爽やか「楽しかった」 新宮・新翔連合
「選手たちは最後の最後まで戦う姿勢を出し切ってくれた」。連合の畠敏紘監督(46)は、悔しそうな表情で語った。
昨年秋からの連合チーム。今大会は15日の初戦に勝利して以降、自分たちを追い込みながら練習を重ね「あとは楽しむだけ」という状態で試合に臨んだ。
新宮3年の引地秀・チーム主将は「いまは悔しいという気持ちしかない」と話した後に「連合チームだからこそ楽しかった」と、すがすがしい表情を見せた。
●第3試合(3回戦)
南部
100 003 000-4
202 000 001×-5
海南
〔南〕小松、植―山田〔海〕前、中山―木下(二)白石、檜皮(南)、木下(海)
南部は1回に植の犠飛で先制。3点を追う6回には大﨑、塩路の連打で好機をつくり、白石、植、檜皮の適時打で同点に追い付いたが、9回に犠飛でサヨナラ負けを喫した。
打者として2安打を放ったほか、二番手としてマウンドに上がった植は「最終回に連続で四球を出してしまった」と悔やんだ。3年生は自身を含め5人。「お互いに高め合える、良い仲間に巡り会えて良かった」と話した。
●24日の試合
▽準々決勝
午前9時
和歌山東―桐蔭
午前11時半
耐久―近大新宮
【22日】
●第2試合(3回戦)
新宮・新翔連合
010 200 050 0-8
000 601 001 1× -9
田辺
(延長10回タイブレーク)
〔連〕坂地、築紫―引地〔田〕寺西、太田、山本陣―前田、松本(二)坂地(連)、山本結(田)
連合の3点リードで迎えた4回、田辺は連続安打などで打者一巡して6得点。6回にも追加点を奪って終盤に入ったが、連合は8回に2点スクイズを決めるなど5得点し、試合をひっくり返した。田辺は9回2死二塁の場面で柳田が適時打を放ち、土壇場で追い付いて延長戦に突入した。
幕切れは劇的だった。田辺は10回、無死満塁で尾﨑がバント。浮き上がった打球は一塁線ぎりぎりのフェアゾーンで止まり、内野安打となった。「ファールになる」と思って捕球を見送った連合のバッテリーは、苦笑するしかなかった。
田辺主将の山本結(3年)は「暑さで集中が切れていたところもあったが、接戦を勝ち切ることができ、自信になる」と話した。田辺の8強入りは10年ぶり26回目。
■爽やか「楽しかった」 新宮・新翔連合
「選手たちは最後の最後まで戦う姿勢を出し切ってくれた」。連合の畠敏紘監督(46)は、悔しそうな表情で語った。
昨年秋からの連合チーム。今大会は15日の初戦に勝利して以降、自分たちを追い込みながら練習を重ね「あとは楽しむだけ」という状態で試合に臨んだ。
新宮3年の引地秀・チーム主将は「いまは悔しいという気持ちしかない」と話した後に「連合チームだからこそ楽しかった」と、すがすがしい表情を見せた。
●第3試合(3回戦)
南部
100 003 000-4
202 000 001×-5
海南
〔南〕小松、植―山田〔海〕前、中山―木下(二)白石、檜皮(南)、木下(海)
南部は1回に植の犠飛で先制。3点を追う6回には大﨑、塩路の連打で好機をつくり、白石、植、檜皮の適時打で同点に追い付いたが、9回に犠飛でサヨナラ負けを喫した。
打者として2安打を放ったほか、二番手としてマウンドに上がった植は「最終回に連続で四球を出してしまった」と悔やんだ。3年生は自身を含め5人。「お互いに高め合える、良い仲間に巡り会えて良かった」と話した。
●24日の試合
▽準々決勝
午前9時
和歌山東―桐蔭
午前11時半
耐久―近大新宮