和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月22日(日)

39校が堂々行進 球児の夏開幕 高校野球和歌山大会

行進する紀南の高校の生徒(10日、和歌山市の紀三井寺球場で)
行進する紀南の高校の生徒(10日、和歌山市の紀三井寺球場で)
 第106回全国高校野球選手権和歌山大会(和歌山県高野連など主催)が10日、和歌山市の紀三井寺球場で開幕した。開会式では、二つの連合チームを含む36チーム(39校)が力強く入場行進した。日程が順調に進めば、決勝は28日。

 入場行進は、昨年大会で優勝した市和歌山を先頭に、有田中央・貴志川・串本古座と新宮・新翔の連合2チームが続いた。その後は、学校所在地の北から南の順番で選手たちがグラウンドを進んだ。

 大会委員長の高津亮・県高野連理事長が開会を宣言。県高野連の西上嘉人会長は「思い出に残る大会となるよう、チーム一丸となって頑張って」とあいさつした。

 選手宣誓は、和歌山南陵3年の渡邊蓮主将が務めた。「野球ができる環境や監督、先生、家族、チームメートに感謝し、今までの和歌山大会で『一番熱い夏』にする」と宣誓すると、球場で大きな拍手が起きた。

 10日は開会式だけ。11日は2試合を予定している。11日午前9時からの開幕試合は和歌山北―紀北工業、午前11時半からの第2試合は熊野―星林。

 今大会では昨年と同様、9回で試合の勝敗がつかない場合は10回からタイブレークに入る。無死一、二塁の状態で攻撃が始まる。

 初の暑さ対策として、試合の5回終了時に10分間のクーリングタイムを設ける。

 19日は公立校で終業式があるため、原則として試合はない。23、24日に準々決勝、26日に準決勝の予定。